まあしかし東スポ杯2歳Sのコントレイルにはビックリしましたね。
勝ち時計1:44.5は馬場の影響を考慮すべきとして、
アルジャンナらを全く相手にせず5馬身差の圧勝。
このまま無事に事が進めば来年の春も主役を務めることになるのでは..

心の準備もできていない状況で怪物に遭遇するとまあまあ恐ろしい。
例えばディープインパクトの若駒Sみたいに、
「この馬はモノが違うらしいで」と噂レベルでもいいから話題になっていればまだしも、
今回はあくまでアルジャンナやラインベックと大差ない前評判。
それであれだけの圧倒的なパフォーマンスを見せられると、
えっちょっと待ってみたいな感じになる。

個人的にはラジオたんぱ杯3歳Sのアグネスタキオンを思い出した。


こんなのを負かせる馬が同世代にいるのかと思うが、
ここからケガだったり気性の問題だったりで、
予期せぬ落とし穴にハマってしまいがちなのがクラシックロードの難しさ。
同じ矢作厩舎で東スポ杯2歳Sを圧勝したディープブリランテも、
最終的に日本ダービーを制したものの、
年明けからよもやの3連敗を喫するなど順調な道のりではなかった。
年を重ねるとどうしても疑い深い性格になってしまうせいで、
まだしばらくは静観を続けたいところ。

あとは個人的にマイラプソディを強く推し気味なところもあって、
今のところは横一線くらいの評価をしている。
ちょうど今週の京都2歳Sが現時点の力量を示す場になるのでは。楽しみ。



ラインベックは3着とはいえ1.5秒差も離されての完敗ではさすがにトーンダウン不可避。
コントレイルだけでなく、アルジャンナにも4馬身差では言い訳も思いつかない。
陣営からは「中山向き」みたいなコメントも聞かれるようになり、
意外と持久力系キャラに育っていくのだろうか。

もう一度ポジれるようなレースをどこかで見せてくれれば。