ロゴタイプとかイスラボニータとか、
スピードと機動力を武器に勝った皐月賞馬は、
その後マイル路線やら色々な道を辿ることになりがち。
まさに皐月賞馬あるある。
ローテもコツコツG2G3も使われながら堅実に走り続ける..
その宿命を受け入れ地道に戦いながら、久々に努力の成果が花開いた。

● 2019年3月31日/阪神11R:大阪杯
□ レース結果 (netkeiba.com)
予想エントリ:【予想■大阪杯】わざわざ関西の戸崎圭太と◎エポカドーロを狙う勇気

前哨戦の金鯱賞で5着に敗れ、
評価を落としていた×アルアインが見事な反撃。
約2年ぶりのG1タイトルは、
同じく波乱を巻き起こした皐月賞と同じ「単勝20倍台の9番人気」でもぎ取った。

前走同様、渋った馬場への対応が心配されたが、
切れ味勝負では分が悪いだけに、
ペースは緩く、かつ上がりも速くならない条件はおあつらえ向きだったのかもしれない。

なかなかつかみどころのない馬だけに、難しいのは今後の取捨。
次は宝塚記念と見せかけて安田記念も視野に入っているそうで、
特に安田記念だとどうなるのかは、良くも悪くも想像がつかない。
昨秋の天皇賞やマイルCSを見ていると、そこそこやれそうな気もするのだが。


2着の△キセキは休み明けでも合格点。
エポカドーロのスローペースにお付き合いしたのが意外だったが、
これは次以降への布石だったりするのだろうか。
天皇賞を狙う上であまり速いペースは作りたくない的な。知らんけど。
しかし昨春の不安定なレースぶりは完全に影を潜めましたね。
引き続き楽しみ。

×ワグネリアンもどうにか無難にまとめられた。
正直、成長力はどこまでといった印象があって、
この先もあまり伸びしろは感じられないのだが、
2000m前後の距離ならまたG1でも出番があるかな。



以下ひとことメモ。

・ 4着 マカヒキ
程よく時計のかかる2000mという絶好条件で見せ場を作った。
逆に言えばこれが精一杯とも考えられる。
これ狙ってた人からすれば3着欲しかったやろなあw

・ 5着 ×エアウィンザー
ようやく辿り着いたG1の初舞台は5着。
パンパンの馬場ならまた結果も違っただろうか。
現実路線に戻って鳴尾記念とか使うなら圧勝しそう。

・ 6着 ◯ブラストワンピース
そう、こういう馬よねえ。
ツボにハマれば強いけど穴も大きいバレンティンとかエルドレッドのようなw
今回は馬場こそ注文通りだったものの、
ペースが遅くなって動くに動けず。
4角では膨れ気味のペルシアンナイトのさらに外を回されたのが痛恨。
全く力を出せていないので次は巻き返し必至。
宝塚記念はリベンジの舞台になるでしょう。

・ 10着 ◎エポカドーロ
好スタートからペースを落としながら逃げ、
3角から11秒台でスパートを始める絶好の形だったが失速。
もちろん鼻出血の影響が大きかっただろう。
ただ、キセキがアルアインに差され、ワグネリアンも迫っていたことを考えると、
頑張っても5着くらいが精一杯だったかも。
それはそれで悔しかっただろうなあw

・ 11着 ☆ペルシアンナイト
馬場もあったとは思うが淡白な内容で大敗。
ミルコの早めスパートも勝負を捨てているように映った。

・ 12着 ▲サングレーザー
位置取りも悪かったが末脚も伸ばせず終了。
休み明けでまだデキていなかったか、馬場も影響したか。
マイラーズCや天皇賞のような高速決着で見直したい。

・ 14着 ×ステルヴィオ
2000mで正攻法に出るとしんどそう。内枠がほしかった。



大阪杯がG1になって3年、
キタサンブラックは別格として、
連対馬は基本的に前哨戦を使ってきているという傾向が出てきた。
これはこれで描いやすいので歓迎材料。
「あわよくば」では勝てないあたり、しっかりG1として機能している印象があります。

だからエポカドーロ狙ったのも決して間違いじゃなかった..はず..(´・ω・`)