今年の競馬を振り返る上で個人的に非常に大きかった出来事、
それが「年間回収率100%越え」の悲願を達成したことである。
何度もチャレンジを続けてきたものの、
惜しいどころか毎年あっさりと敗退を続けてきたのが、
プロ入り16年目にして初めて偉業を成し遂げることができた。

■エビデンス
2018


徹底的に買いレースを絞り込むスタイルを継続させたことと、
ヴィクトリアマイルでジュールポレールが大激走を決めてくれたのが勝因ですw
あれがなくても勝ち、というところまで行ければ最高だったのですが、
有馬記念で敗れたことでそこは達成ならず。まあ欲を言い出せばキリがない。

「勝ってる」って本当に精神衛生上すばらしいものだと実感する1年でした。
いつ年間収支を見ても黒字なもんだから、
レースを見送っている時期も悠然と構えていられる。
「早く取り返したい」とか考えずに済むもんね。
来年もできればこうありたいけれど、なかなか難しいでしょうなあ。
マグレの賜物だと謙虚に受け止めて、あわよくば来年も連覇できるよう頑張りたいです。


せっかくなので購入全レースの簡単なダイジェストも書いてしまおう。
スーパー知らんがなな内容なので先に進むかどうかの判断はお任せしますw

#01 ● 1月5日:京都11R/京都金杯
毎年おなじみの縁起重賞。
ハンデ戦のマイルG3という、普通ならまず手を出さない条件でありながらも参戦レースに認定し、
13年、15年は高回収率で的中させているように相性も悪くない。
しかし今年は完敗。
頭数、馬場がイレギュラーで例年ほどイン先行有利にならず、
評価を下げていたブラックムーンにバッサリと大外一気を決められる屈辱。
◎レッドアンシェルは無難に立ち回るも3着まで。
その後の伸び悩みを見る限り力通りの敗戦だったようだ。
新年早々から幸さんに本命を打つ試されっぷりも忘れられない。
【回収:1,720円/投資:5,400円】

#02 ● 2月11日:京都11R/京都記念
極寒の京都競馬場で観戦。
前年の日本ダービー馬レイデオロに人気が集中したが、
乗り替わりで折り合いの難しさを露呈し3着に敗れ波乱となった。
それは読みどおりだったのだが、
◎ディアドラが精彩を欠くレース内容で馬券はちょい負け。
しかしディアドラもその後の活躍ぶりを考えると、
もうちょっと頑張ってくれてもよかったのではないかw
【回収:2,830円/投資:4,700円】

#03 ● 2月11日:東京11R/共同通信杯
京都記念を仕留め損ねガッカリな状態で、レースの行方を見守った。
すると◎オウケンムーンがお手本のような好位抜け出しで完勝。
問題となった3着争いでわずかにエイムアンドエンドが入り、
ワイドで8,350円の高配当をゲット。
あのハナ差でもし負けていたらその後の馬券戦線にも大きく影響を及ぼしていただろう。
それにしても毎年、思わせぶりな人気馬が期待を裏切ってくれるレースである。
これで3年連続の的中。来年もこのパターンが成立することを今から願っている。
【回収:9,920円/投資:3,700円】

#04 ● 3月18日:中山11R/スプリングS
「賞金確保済の差し馬を、権利取りに全力の先行馬が制する」をコンセプトに、
◎エポカドーロを軸に買うも3着のマイネルファンロンに印が回らずちょい負け。
せめて単勝が当たればよかったのだが、後のマイル王ステルヴィオは強かった。
とはいえエポカドーロも後の皐月賞馬なのだが。
【回収:3,400円/投資:5,000円】

#05 ● 4月8日:阪神11R/桜花賞
最内枠のラッキーライラックは危うい、
シンザン記念から直行とかアーモンドアイは何を考えてるのと、
人気2頭を疑って◎リリーノーブルから買ったらものの見事に返り討ちに。
結果的にアーモンドアイは牝馬三冠+ジャパンCを制するとんでもないスーパースターだったが、
それでも当時の取捨選択は間違いではなかったと思っている。
似たようなケースがあっても、もうしばらくは同じ判断を下すべきではないか。
【回収:0円/投資:3,500円】

#06 ● 5月13日:東京11R/ヴィクトリアマイル
伝説の一戦であるw
「過去問は解けるけど本番になると外す」をくり返してきたヴィクトリアマイルは、
本来なら今年から怒りの撤退をするはずだった。
ところが前年3着の◎ジュールポレールが完全に伏兵扱いされているのを見て再挑戦を決意。
見事その期待に応えてくれたのである。
久々のまとまった高配当。単勝・複勝・馬連をキレイに取れたのもうれしい。
ましてそれが好きな馬とジョッキーのコンビによってもたらされたものだから喜びもひとしお。
来年もこういうレースとぜひ出会いたいものである。
【回収:21,880円/投資:3,500円】

#07 ● 5月27日:東京10R/日本ダービー
頓挫のあったダノンプレミアムは危ういし、
皐月賞も内容的に評価が難しいということで、
思い切って◎ゴーフォザサミットを狙ってみたが及ばず。
ワグネリアンも本命候補ではあったが、あの枠ではよう買わんw
一世一代の神騎乗、
馬券は外れてもダービージョッキー福永祐一の誕生に立ち会えたのも2018年の大きな思い出。
【回収:0円/投資:3,500円】

#08 ● 6月17日:東京11R/ユニコーンS
今や新時代のダート王に君臨するルヴァンスレーヴだが、
春はまだ全幅の信頼を置くことができず、
このユニコーンSも距離や芝スタートなどの条件をこなせるかが心配で評価を下げてしまった。
しかし正攻法の外差しで完勝。
その後の活躍はご存知の通りだが、
それを確信させたのがこの1勝だった気がしている。
ちなみに馬券は◎グレートタイムからグリムやハーベストムーンを厚めに買ったが不発。
【回収:2,850円/投資:3,500円】

#09 ● 10月28日:東京11R/天皇賞
ここで一気に間が開いて天皇賞。後半戦は全然買わなかったな。
◎レイデオロと同等に高評価していたスワーヴリチャードが出遅れるも、
ナイスな買い方のおかげで3連複が引っかかり勝利。
ここを突破したことで年間勝ち確定が視野に入ってきた。
【回収:6,420円/投資:3,600円】

#10 ● 12月23日:中山11R/有馬記念
まだ記憶にも新しい有馬記念。
◎レイデオロの単勝が一番の勝負手だったが、
見事ブラストワンピースに打ち砕かれた。
終わってみれば反省点も見えてきたが、
内容的には悔いのないレースだったので切り替えていくしかない。
【回収:2,820円/投資:7,500円】



人によっては「たった10レースしか買ってないのに勝ち宣言なんてされても」と思うかもしれないが、
この境地に至ることで勝機が膨らむと考えているのでそれはスルー。
やみくもに目の前のレースに手を出してしまうようでは永遠に勝てないですからね。

とはいえあっさり全レースが振り返られるあたり、
さすがにもうちょっと買ってもいいんじゃないかという気持ちにもさせられた。
来年はどんな形で戦略を遂行していくか、そしてどんな結果が待ち受けているか。

見つめるのが楽しかった収支表もまた新たにリセットである。