先週に続いて若き横山兄弟が大仕事をやってのけた。
横山和夫騎手がエルムSをハイランドピークとのコンビで制し重賞初制覇。
未勝利戦からコンビを組んでいた、
思い入れのある相棒がタイトルをもたらしてくれた。

父・横山典弘騎手の手綱さばきで、
圧勝あり出遅れありで波の大きい競馬をしてきた印象があったが、
この日のレース内容は極めてクレバー。
逃げたドリームキラリを番手で追いかけ、
直線で並びかけるときっちり競り落とす優等生ぶり。
ゲートが危うい悪癖を把握していたのも、
何度もレースに乗ってきたからこそである。


ところで横山和騎手といえば、
数年前に一度ブレイクの兆しを見せたことがある。
13年に自身最多となる39勝をマークし、
特にルナとのコンビでは条件戦を勝ち続け、
京成杯AHで単勝1番人気に支持されるところまで駆け上がった。
結果は残念だったが..

その後、目立った活躍が見られなかったのはまあそういうことで、
年間10勝そこそこの数字を残すのが精一杯の状況に落ち着いてしまった。
そんな中で出会ったのがハイランドピーク。
再び巡ってきた重賞勝ちのチャンスを逃さなかった今度こそ、
飛躍の時が訪れるだろうか。

ここ数年の若手騎手の置かれる境遇の厳しさは今さら語るまでもなく、
重賞を勝てぬままムチを置くケースも珍しいものではなくなってきた。
ともすればこのまま埋もれてしまいそうだったタイミングで、
こうして名を売れた意義は大きい。

ターニングポイントにしなければなるまい。