来日していきなり7勝と、期待通りのスタートを切ったモレイラ騎手。
もちろん三顧の礼で迎え入れられる立場ゆえ有力馬が揃っての結果だが、
それでもきっちりと結果を残すあたりはさすが「雷神」である。
関係者もJRA入りを切望していることだろう。

個人的に「マジかよ」と思ったのが道新スポーツ賞。
あの評判倒れでおなじみのテラノヴァを勝たせてしまったところに、
この男の恐ろしさを見た。

テラノヴァといえば、エアトゥーレの仔という良血でありながら、
ずっと条件戦でくすぶり続け、
いつも人気を集めながらも惜敗を続ける非常にタチの悪いキャラなのだが、
それを早め先頭の立ち回りで押し切ってしまった。
同じく人気を分け合ったフローレスマジックの追撃を振り切るにはこれしかないという、
抜群のポジショニング。
「たまたま札幌の馬場が合っただけじゃないの」という声も聞こえてきそうだが、
何を隠そう昨年も同じレースに出走して4着に敗れているのだ。
当時の鞍上はルメール。もちろん1番人気w
※ 以後10戦して1、2番人気が9戦でも昇級できていないのがこの馬を象徴している

その都度ベストジョッキーを確保しながらも勝てなかった問題の物件で一発回答。
JRA移籍後はそんなシーンも増えてくるのではなかろうか。


ただメインレースだけはルメールとディアドラのワンサイドでした。
ほどよくペースが流れてくれたとはいえ、
見事に力の違いを見せつける完勝。
今年も北の大地からG1を目指すことになりそう。

一方で出口が見えないのがソウルスターリング。
こちらもあまり速い上がりが使えないタイプゆえ、
展開を含め条件面はピッタリだったかと思うのだが、
2着争いでもフロンテアクイーンに屈し完敗の3着。
北村宏騎手へのスイッチがダンスインザムードの復活を思い出させたが、結果は出なかった。

いつかこの馬もモレイラの出番、となるのかもしれない。