マジメに振り返る開成山特別のコーナー。
まずオジュウチョウサンの何がすごいって、
普通に勝っちゃうところですよね。
たとえ500万下じゃ力が違ったとしても、
久々でしかも以前は結果が出なかった平地競走なのに、
何の戸惑いも見せずにレースを進められるところが偉大。

そして弱メン相手とはいえ、
余力残しで3馬身差をつけたことで、
1000万下に昇級してもまだ何とかなりそうな「奥の深さ」がある。
年末の有馬記念出走が当面の目標となる中、
そこに至るまでにどのようなプロセスを経るか、
陣営のセンスが問われるところである。


それにしても、有馬記念だドバイだと一気に話がスケールアップしてきた感があるけれど、
実際どこらへんまで行けるんでしょうね現実として。
そもそも話の発端は、
「平地で1勝すれば重賞に出られる、例えば有馬記念だって」というプランだったはず。
それがいつの間にか出るだけではなく勝機を探るような話になってきて、
いやいやさすがにそれは現実的じゃないでしょうと。

物語の結末としては、
「障害界でもうやることのなくなったスーパースターがファンの声に後押しされ有馬記念へ」と、
ここまでで十分に完結すると思っている。
普段はあまり意味を成していないように思えるファン投票の仕組みも、
賞金だけでは出られない条件馬をファンの一票で出そうというのであれば非常に有意義。

それを実現させるためにも、「ワクワク感」を保ったまま年末を迎えたい。
平地で大敗が続いてすっかり底が割れた状態ではおもしろさも半減する。
陣営はしばらく障害は使わないと宣言しているようだが、
あえて開成山特別以降はまた平地でのレースはヴェールに包んでおくというのも、
粋なシナリオではなかろうか。