いよいよ今週は開成山特別。
オジュウチョウサンの平地参戦プロジェクトが幕を開ける。
この件については色々な意見があるとは思うが、
比較的ポジティブに捉えられている印象が強く、
個人的にも「ええやん」と思う次第。

スワーヴリチャードの安田記念参戦が決まった時にも書いた気がするが、
「適条件」へのこだわりが強い現在の競馬において、
あえて別カテゴリへのチャレンジを踏み切ったその英断には、拍手が送られていい。
特に今回に関しては「障害→平地」という、より難易度の高い挑戦でもある。

単なる話題性だけでなく、理にかなった選択なのもよい。
500万下特別に出走するのは、
1勝を挙げることで重賞への出走権を手にするため。
それがやがては有馬記念などG1へのエントリーにもつながってくる。
「一回、平地も走らせてみたらどないなるやろ!?」という浅い思いつきではない点にも好感が持てる。

そして番組の選択肢にもセンスがある。
この時期の500万下で福島2600mなら、
まず間違いなく厄介な強敵は出てこないし、
恐らく最も避けたいシナリオであろうヨーイドンの瞬発力勝負も避けられる。

武豊騎手を乗せるのがベストなのかはわからないが、
あらゆる点で計算し尽くされたプランであると言えよう。


それでも結果が出るかどうかはわからない。
あっさり大敗なんてことも十分に考えられる。
走る能力どうこう以前に、
久々の平地競走に戸惑って力を出せぬまま..というオチが待っているかもしれない。

そこで提言したいのが、
一回ダメだったからといって撤退するのはもったいないということ。
平地に慣れれば「叩き2走目」でガラッと変わるかもしれないし、
あるいは同じ500万下でも違う条件なら通用するかもしれない。
例えば10月の新潟のダート1800mなんて、
言い方は悪いがまともな馬はほとんど走ってない印象があるw
そのへんをうまく狙い撃ちすれば、
陣営にとって待望の「平地1勝」を手にすることができるのでは。

話題性だけでは終わらないオジュウチョウサンの挑戦。
「粘り強く」をキーワードに掲げれば、結果につながる可能性は高まってくるに違いない。
とりあえず、結果がどう出るかワクワクする話だし、
たとえダメだったとしても誰も不幸にならないというのも救いである。