しばらく見ないなあと思ってJRA-VANのヒカルランナーのデータを見てみたら、
いつの間にか「抹消」表記が。ありゃ。
5月20日の日吉特別16着をもって、
長い現役生活にピリオドを打つことになった。

その存在が目に留まるようになって約1年半のファン活動は、なかなか楽しかった。

関の東西を問わず、
神出鬼没に1000万下のダート短距離戦に現れては、
ぶっちぎりのシンガリ人気でゲートインし、
最後方待機から適当にちょろちょろと脚を使って、
バテた馬を何頭か交わせるかな程度のレースが延々と続いていた。

この状況でなぜわざわざ現役を続けるのか不思議に思ったものだが、
突如として訪れた「最後」のタイミングもなかなかミステリーである。
どこか脚でも傷めたのだろうか。

とにかく、誰に別れを告げることもなくヒカルランナーは去っていった。


まるで、誰にも気づかれないまま会社を辞める人のようだ。
ヒカルランナーの競走馬生活を、
それこそ理由なく半永久的に続く仕事になぞらえるのであれば、
その終わりもまたひっそりと幕を閉じるものであるのは半ば自然の摂理であるかのようだ。

しかし、たとえ本人は黙って戦場を去ったとしても、
形はどうあれその存在を追いかけた者がいることは知っていてほしい。
メディアを通じてその名前を聞くことも二度とないはずだが、
もしどこか引取先でセカンドキャリアが用意されているのだとすれば、
どうか元気に余生を過ごしてほしい。

関連エントリ: ■何のために、誰のために走るのかヒカルランナー (2018年1月13日更新)