早くからイェッツトはここを狙うと聞いていたが、
えー本賞金400万円だし除外とか大丈夫なのと心配していた。
結果、登録段階でフルゲート割れだったのでセーフ。
晴れて京成杯3着以来の重賞再挑戦である。

プリンシパルSで接戦を演じたコズミックフォースが、
日本ダービーでも僅差の3着に頑張ったおかげで、
間接的に「イェッツトも強い」という評価につながっているのはありがたい話w
もちろんそんな単純な構図の力関係がそのまま結果につながるかどうかは、
極めて不明瞭であることもわかってはいるけれど。

ただ、1800mの距離はベストに近い感覚だし、
中山での競馬を見ている限り、
末脚勝負のタイプながらも小回りは苦にしない様子。
メイショウテッコンやケイティクレバーなど、
前に行ってナンボの有力馬が揃ったことで展開面もアシストもありそう。

ウインテンダネスの目黒記念に続く、カンパニー産駒の重賞制覇へ。
決して届かない夢ではないはず。


ところで週ナカのイェッツト関連の原稿で、
「父カンパニーが04年に敗れた雪辱を」みたいな文面を目にすることで、
当時の記憶が蘇ってきた。

04年のラジオたんぱ賞。
ケイアイガードとカンパニーの一騎打ちは、
わずかに先に抜け出したケイアイガードが先着。
カンパニーの鞍上・柴原史明騎手は、
現役生活で惜しくも重賞を制することはできなかったが、
近藤英子氏名義の馬で惜しいチャンスは何度もあった。
そのうちの一つがこれ。
他にはグローリアスデイズとかニューベリーとか..

ちなみに、上位2頭と人気を分け合ったもう一頭の有力馬がいたのだが、
こちらは東京→福島のコース替わりに適応できず、
末脚を伸ばせぬまま馬群に沈んでしまった。
鞍上は柴田善騎手、
この年の春の天皇賞を制したイングランディーレと同じ清水美厩舎の素質馬。
ハットトリックがまだ角居厩舎に移る前の話でもある。

個人的には、ちょくちょく書いていることだがこの年の春から夏にかけ闘病のため入院し、
何かちょっとしたきっかけで強烈に当時の感情を思い出すことがある。
ちょうどこのレースは、
翌週に退院が決まって長いトンネルの出口が見えてきた、
そんな明るい光を心に宿して見ていた記憶がはっきりと残っている。

あれから14年。

僕はおかげさまで元気に娘との毎日を過ごせているし、
カンパニーも厳しい現実に直面しながらも、
こうして重賞タイトルを狙える産駒を送り出している。

明日はいいことがあるといいね、お互いに。