当たり障りのない展望エントリでも書いた通り、
とにかくウキウキのエリザベス女王杯である。
前日発売のオッズもだいたい想定通りで、
馬券的にも非常に検討のやりがいがある組み合わせ。
明日は天候にも恵まれそうで、いいレースになりそう。

見に行きたかった!



枠順と土曜の競馬を見ていて感じたこと。
これはインコース要注意ですわ。
JRAおひさるの馬場情報のページを確認すると、
「全体的に傷んでいます」とやや半ギレ口調で説明がされていたが、
いざ競馬になると少頭数でもみんなロスなくラチ沿いを回ってくる。
デイリー杯2歳Sのジャンダルムも内から末脚を伸ばしてきた。

それに対して有力馬の脚質はどうか。
外枠に入ったヴィブロスを筆頭に、
ルージュバック、スマートレイアー、ミッキークイーンと、
正攻法の差しで勝負しそうな馬が多い。
クロコスミアが単騎で引っ張るであろう展開もスローが濃厚。
ならば坂の下りの攻防を内でジッと我慢し、
馬群がバラけたところを一気に突っ込んでくる立ち回り上手さんの台頭がありそう。

● 2017年11月12日/京都11R:エリザベス女王杯
◎ ヴィブロス
○ モズカッチャン
△ クイーンズリング
△ ミッキークイーン
△ ディアドラ
△ スマートレイアー
△ ルージュバック

それでも世界のヴィブロス優位は動かない。
昨年の秋華賞を勝った時点ではまだまだ小粒な印象を受けたが、
まさかドバイターフを勝ってしまうとは。
モレイラの騎乗はさんざん語り尽くされた感があるが、
あの立ち回りでも勝てたのはこの馬自身の底力あってこそ。

劇的な勝ち方だっただけに不安なのは反動だったが、
復帰戦の府中牝馬Sを無難に2着にまとめる好発進。
予定通りここへ照準を合わせてきた。もう心配は無用。
恐らく序盤はじっくり流れに乗る形になると思うが、
4角では前を射程圏に入れて一気に突き抜ける形に持ち込めるはず。

問題は相手。
当初はルージュバックを筆頭に考えていたんだけど、
馬場や展開を考えた時にモズカッチャンが浮上してきた。
前述の通り、ライバル勢が割とじっくり構えてきそうなのに対して、
この馬は前で勝負ができるのが強み。
秋華賞も消耗戦を早めに動いて3着に粘る内容は見どころ十分だった。
そしてクイーンズリングがいるにもかかわらず、
こちらとのコンビ続行を選んだであろうミルコの野望な。



ルージュバックは迷った結果、評価を下げた。
オールカマーを勝った直後は「非根幹距離で直線平坦とかドンピシャやろ」と思っていたけど、
これだけのメンバーになると外を回ってると差し届かないのではと思い始めた。
ムーアがさくっと前受けでもしようものなら話は別だけど..

馬券は◎○のワイドと馬連を大本線に、△たちまで組み合わせたボックスを。
もっとも武蔵野Sで盛大なハズし方をした者の買い目ですのでそのへんよろしくご参照ください。

こっそりジュールポレールも応援したいので、これは別クチで単勝など持っておこうか。



その他のレース。
京都5R新馬戦で、今年もシーザリオの仔シーリアがデビュー。
今までエピファネイア・リオンディーズ・グローブシアターの初陣を見てきたが、
残念ながら今回は現地にいない。
陣営はあまり強気じゃなさそうだけど、この一族は実戦でないと判断がつかぬ。

9R黄菊賞はタニノフランケル。評価再浮上なるか。

東京はの石橋脩騎手に注目。
9Rのロードプレミアム、10Rのタイセイスターリーとそれぞれ有力馬を任された。

福島は坂井くんの海外遠征前ラスト騎乗。
2Rエレメンツもしくは6Rロッキーバローズで何とか白星を。
G1に見向きもせずローカルへ突撃する戸崎騎手が何勝するかも楽しみにしてます。
福島記念は全10場重賞制覇を狙う秋山騎手のマサハヤドリームを応援。