こないだ近況を書いた通り、とにかく自分の時間を持つ欲求を棄て去る日々を送っていますが、
それを継続していくことで、
「いい季節やしたまには自転車でも行ってきたら?」の一言を引き出せるわけです。
ありがたいことです。

しかしそこで簡単に頬を緩めてはなりません。
「ああ、ありがとう。ちょっと考えてみるわ」と、
まるでそんなこと微塵も考えていなかったかのように振る舞い、
1週間ほど時間を置いてから「今度ちょっと自転車に..」と切り出す交渉術。
ここがポイントです。

そんなあれこれを経て約1年ぶりにロードバイクに乗りました。
昨年11月、単独で佐々里峠に行って以来の冒険の旅。
目的地は雲ヶ畑〜持越峠〜裏京見峠。
今まで何度も走っている、どーぅってことのない場所である。
しかし青黒自転車部のみなさんと一緒ならどこだって楽しい。

そこで待っていたのは厳しい現実であった。


詳細は省きますがいつも通り京都市内を抜けて、
賀茂川を北上していくわけですが、
そこまでの平地わずか50km程度の道のりですでに脚がだいぶ消耗している..
特に股関節の疲労が顕著。力が入らない。

雲ヶ畑。

今まで何度か訪れた際には「こんなもん登ってるうちに入らんわ」と感じる程度の、
ゆるーい坂がのろのろと続く、いわば初心者さん向け練習コースみたいなもんですわ。
しかしこれがしんどい。
ちょっと登りが見えただけで「うそん」てボヤきたくなるw
途中で何回かインナー使いましたからね。信じられん。

結局、昨年の自己記録(※これも適当に走っただけ)を4分以上も下回るタイムでゴール。
かなしい。とてもかなしい。
「おきのどくですが ぼうけんのしょ1 は きえてしまいました」のテロップが脳内をよぎる。
今までそれなりに積み重ね、そして失ってしまったものの大きさを知った。

またレベル1からやり直せばいいんだけど、
今の生活だとコンスタントにレベル上げなどできるはずもなく、
これは困ったなとお手上げ状態である。
娘を抱っこしながらスクワットとかしよかな。

その後は持越峠〜裏京見峠でも案の定へろへろ。

■旅の記録に持越峠



■山の家はせがわのエビフライ&ホタテフライセット
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二度目の訪問。いいお店である。
あとはぴやーっと下山して桂川沿いを南下して帰宅。
8時に出て17時に戻ってくる、だいたい予定通りのスケジュールで帰ってこられた。
完全に飽きた桂川CRも久々に走れば感慨深いものがありましたが、
5分ほどで再び飽きました。



久々に自転車に乗って思ったのは、
自転車に乗ることと同じくらいその準備期間が楽しいということ。
やれルートはどうするだの、
朝ごはんはどのパン屋さんに行くだの、
ああだこうだと相談するその過程の尊さよ。

自分が行けないときにツイッターでそれ系の話題を目にすると、
心中なかなか穏やかではないもので、
「一斉にミュートしてやろうか!!」などと考えてしまうほどw
いや決して誰も悪くないんですよ。けどね。

心身とも健やかに生活を送るためにも、
今後も少しくらいはこういうイベントを発生させていきたいところ。
11月もどこかに行けたらいいなあ。
でも競馬場も行きたいなあ。