前売り時点で単勝1.1倍を叩き出すソウルスターリング。
これまで無敗、レースぶりにもスキなし。
そして王道トライアルを使って本番へという臨戦過程。
どこを取ってもケチのつけようがない。

さすがに明日になれば少しは票も落ち着くとは思うが、
それでも1倍台前半はほぼ確実。
その期待に応えられるだろうか。


● メンバー構成
割と早い段階でレベルが高いと評価を受けてきた世代のクラシック第一弾である。
最終兵器ファンディーナは何と皐月賞に挑むことになったが、
彼女を欠く惜しさを感じさせないメンバーである。

前述のとおり無敗の2歳女王ソウルスターリングを中心に、
別路線組からはクイーンCを勝っただけでなくカデナも破った実績馬アドマイヤミヤビ、
キャリア1戦で臨んだチューリップ賞で権利を射止めたミスパンテール、
惜敗が続くがこちらも王道を歩み続けるリスグラシューと、
いずれも上位争いするイメージがハッキリと浮かぶ。

フィリーズレビュー組はやや分が悪いかもしれないが、
それでもカラクレナイやレーヌミノルも争覇圏内。
そして、予定通りのぶっつけで逆襲を狙うのが「もう一頭のフランケル産駒」ミスエルテ。

● 馬場
金曜からちんたらと降ったり止んだりをくり返した関西地方。
土曜の阪神競馬は芝コースが重馬場で開催された。
メインの阪神牝馬Sが1:34.3で、
ミッキークイーンの上がり3Fが34.0秒。極端に時計がかかっている感もない。
10R心斎橋Sでは武豊騎手のエスティタートが空いたインを突いて差し切っており、
内がダメというわけでもなさそう。
明日の回復具合にもよるが、比較的イーブンなコンディションと見るべきか。
まあ当日まで見ないとわからないけど。

● 過去5年「勝ちルート」
12年: 外差し - 内先行 - 内先行 [47.1-47.5]
13年: 外差し - 外追込 - 外追込 [46.9-48.1]
14年: 外追込 - 外追込 - 外差し [45.3-48.2]
15年: 内逃げ - 外差し - 内差し [50.0-46.0]
16年: 外追込 - 外差し - 外追込 [47.1-46.3]

桜花賞といえばオーソドックスは外差し競馬である。
ワンターンで直線が長いコースという舞台設計が大きな要因であると同時に、
長いバックストレッチで外からカットインしてくる馬が多く、
内枠の馬が下げさせられるケースが多発するのも特徴で、
ストレスを感じることなくスムーズに走れる外差しタイプが活躍するのも当然の流れ。
そんな条件を得意とするディープインパクト産駒の登場も傾向に拍車をかける。

超スローで後ろが何もできなかったレッツゴードンキの15年は例外中の例外。
今年は内からベルカプリとショーウェイ、外からカワキタエンカが飛び出し、
それをソウルスターリングが好位で睨みを利かせる形になれば、
平均ペースで流れると想定。

● 結論
◎ アドマイヤミヤビ
○ ソウルスターリング
△ リスグラシュー
△ レーヌミノル
△ アエロリット
△ ミスパンテール
× ミスエルテ
× カラクレナイ

よほどのことがない限り、馬連14-15の本命決着が濃厚。

ソウルスターリングの高性能ぶりはもはや説明不要だろうが、
それ以上にアドマイヤミヤビが条件ばっちり。
15番枠から外を回って勝ち切ったクイーンCが優秀。
本質的には長い距離向けなのはわかるが、
マイル戦にもばっちり対応できる守備範囲の広さがすばらしい。
エンジン点火に少し時間を要するタイプのようなので、
内枠に入るのだけが心配だったが、15番枠なら絶好。
他がソウルスターリングめがけて動いていくところを、
ワンテンポ遅らせた仕掛けでゴール前一気に差し切る形を。

ソウルスターリングも強い。
展開に左右されない、自分で競馬を作れるセンスがある。
しかし、こと桜花賞に関しては機動力はいらないので、
その大きな武器が活きてこない。
そして、これまでも書いてきたように「無敗」の恐ろしさ。
どこに敗因となりえるものが潜んでいるかわからないから。
明日の馬体重、パドックの様子。
もしかしたら「あれ?」と思うような何かに出くわすかもしれない。



馬券はこう買う。
とりあえず馬連◎○が大本線。これで決まってくれればOK。
あと◎は単勝も軽く。そして◎から△△△△××へ馬連。

アドマイヤミヤビがダメだった時のパターンで、
○から△△△△へ3連複も。
そして最後に3連単で○→△△△△→◎。
本線を割られた時のための対策。

グリグリ人気で神経質にならざるを得ないルメールと、
元々テン乗りで狙いはオークス、気楽に挑めるミルコ。
2人が置かれた、まったく違う立場がどんな結末を呼ぶか。
ちなみにルメールは土曜、朝から単勝1倍台でコロコロ負けており、
そういえば昨年もこんな感じだったなということを思い出している。