いつもより1日早い週末雑談。

96年秋に競馬を見始めてから、これまで数多くの名騎手の引退を見届けてきた。
田原成貴、南井克巳、河内洋、岡部幸雄..
輝かしい実績を残し、
惜しまれながらも拍手で送り出されたケースもあれば、
佐藤哲三や後藤浩輝のように、
よもやの形でキャリアに終止符が打たれたこともあった。
そういえば藤田伸二のような特異な事例もあったっけ。

そして、2017年2月。武幸四郎騎手が引退する。

思えばデビュー時を知る名手の引退を見るのは初めてのイベントである。
武幸四郎を名手と呼ぶかの議論はすっ飛ばすとして、
「名手」と呼ばれるだけの乗り役ならば、
普通に20年くらいの年月は現役を続けるわけで、
その最初から最後までを見守ろうと思えば当然20年の月日を要する。
ようやく自分もその領域に達したということか。

通算勝ち数はともかく、
大きいレースで存在感を何度も発揮してきた彼は、
間違いなくジョッキーとして成功を収めたと言える。
完全に終わったと思われたキャリア晩年にメイショウマンボと出会い、
そしてG1を3つも勝ったその「勝負運」は、
厩舎の指揮官としても味方となるはず。

第二のホースマン人生に幸あれ。


そしてその「勝負運」がラストウィークに黙っているとは思えない。
アーリントンCに有力馬ミラアイトーンとのコンビで参戦する。
デビューから手綱を取り続けた相棒が、
何かに導かれるように、
ごく自然なローテでここを使うことになるのも不思議な縁。

同厩のペルシアンナイト、阪神JF5着のヴゼットジョリー、
シンザン記念でアッと言わせたキョウヘイに堅実な関東馬ディバインコードなど、
相手もまずまず揃ったが、
そんな時こそ父譲りの「マジック」の出番である。
デビュー週と引退週に重賞勝ちという、
二度と成し得ないような金字塔が打ち立てられる瞬間が見たい。



その他のレース。
阪神10Rは尼崎S。御堂筋Sじゃなくなったのか..?
注目は野中騎手とともに遠征してきたネイチャーレット。
昨年から話題の根本厩舎のエースになりえる器である。
野中くんも昨秋の阪神で堂々と乗れてた印象がある。がんばれ。

中山メインの総武S。
モンドクラッセがチャンピオンズCで見せた粘りが忘れられない。
根岸Sは1400mでさすがに適性外だった。58kgでもここは有力。まあ人気しますよね。