「来年のフェブラリーSにはこの馬が」と想像を膨らませるのがヒヤシンスSのたしなみ。
実際にゴールドドリームがサクセスブロッケン以来史上2頭目となる、
「ヒヤシンスSとフェブラリーSダブル制覇」を成し遂げたように、
明るい未来へとつながっているレースである。そうでないこともあるけど。

まずはエピカリス。
ペースが落ち着いて楽に3番手を取れたとはいえ、
多頭数の内枠で揉まれても崩れないメンタルの強さを見せながら完勝。
逃げたアディラートの武豊騎手いわく「砂が深くなっていた」ラチ沿いを力強く伸びた点は、
高く評価してもいいのでは。
今までとは違う競馬を経験できたことも収穫と言えそう。

これでケンタッキーダービー出走に必要なポイントも獲得でき、
UAEダービーも含めて海外が選択肢に入ってきた。
昨年ラニが切り開いた道を新たな挑戦者が歩むストーリーにはロマンがあるが、
3歳の早い時点で海を渡るリスクの大きさも無視はできない。
通用する、しないの問題ではなく、
もし自分が一口を持っていたとしたら絶対に行ってほしくない冒険であるw

最近でもゴールデンバローズが遠征のあと調子を崩したし、
この件になると未だにフラムドパシオンのことも思い出してしまう。

遠征を敢行するならば楽しみは膨らむ。
そしてその後も元気に走ってくれることを願うばかり。


もしエピカリスが遠征するのなら、
国内のお留守番はハイパーノヴァに頑張ってもらおう。
こちらも狭いスペースを縫いながらゴール前で脚を伸ばして3着。
強いところとは初対決ながら、これだけやれれば超合格。
冗談半分で「ホッコータルマエの後釜枠に」なんて言うてたけれど、
ジワジワと現実味が増してきた。

そしてもう一頭はフォギーナイト。
出遅れ行き脚がつかなかったときは大敗も覚悟したが、
いつの間にか追い込んできており4着。
掲示板オタクとしてはここで着外に沈まなかったのがとてもうれしいw
新馬戦以来で500万下も使わず、
随分とイキったローテでどうなるかと思いましたが。
まだ競馬がヘタクソな状況で予断は許さないが、大きく育ってほしい。

モンサンレガーメは残念でしたね。
好位追走も伸びず10着。
このレースとは直接関係ないけれど、
新人王の木幡巧騎手が今年になってまだ3勝どまりと勢いを欠いている。
先週は騎乗馬の質も正直キツく、
この状況が続くようだと早々に頭打ちの危機に瀕する。
最初の踏ん張りどころを迎えたか。



数々の明るい未来が見えたヒヤシンスS。
エピカリスはもちろん、
現時点での世代トップに食らいついたダートの若武者たちの成長を楽しみに待ちたい。