ちょっと、いつの間にこんなカッコよくなったのカフジテイク。
G3とはいえ強力メンバーを相手に単勝1番人気に支持され、
4角大外一気の追い込み勝ち。
チャンピオンズCの豪脚はニセモノではなかったようだ。

素質そのものは早くから非凡なものがあったけれど、
幸さんが乗ってて条件戦で追い込みがハマったり不発に終わったり、
うろうろしていた頃からすれば見違えるよう。

最近は「カフジ」というクソダサ冠名がお気に入りの加藤守オーナーは、
02年の新潟大賞典(キングフィデリア)以来のJRA重賞勝ち。
白地に赤玉霰の勝負服は昔からおなじみで、
15〜20年ほど前は積極的にマル外をお買い求めだったイメージが強い。
ダート2戦ぶっちぎりからクリスタルCで1番人気15着と豪快にコケた、
クリストワイニングの記憶なんかは今でも鮮明。
その頃は父(トワイニング)と母(Crystal n Pennies)の名前をがっちゃんこする、
これまた安易なネーミングセンスを発揮していた。
キングフィデリアにしてもそうである。
時は経てどもセンスは変わらない。

栗東を代表するぐう地味ステーブル湯窪厩舎も久々の重賞勝ち。
こちらは04年愛知杯(メモリーキアヌ)以来だという。
青地に白で「Y」をかたどった模様が入ったクソダサメンコは、
関西の条件戦では比較的おなじみ。
「エーティー」とか「サカジロ」とかの冠名とセットがまた渋い。

よくもまあこれだけ垢抜けないチームで東京の重賞を1番人気で勝てたなと、
素直に感心しているところですw
それもブロードアピール級の派手な追い込みで。
雑草キャラが一生懸命がんばってスターにのし上がっていく道のり、
フェブラリーSまで続いているか楽しみにさせてもらいます。


2着以下も割と順当な決着。
ベストウォーリアは7歳になってもまだまだ元気。
フェブラリーSになるとちょっと足りないのが例年のパターンだけど。

エイシンバッケンは外を回したのに前が空かない痛恨の内容。
まともに追えたのはラスト1Fだけで、
スムーズに捌けていればもっと際どかったはず。
キングズガードは右回りで見直せばOKか。

ベストマッチョは最近のトレンドからして初重賞でもスイスイ行くかと思ったが、
意外と壁にぶち当たる結果に。
ちょっとこういうのを見るとホッとするw

あとコーリンベリーとノボバカラの逃げ馬2頭による盛大な出遅れな。
どちらも前科があったり「ダートスタートがどうか」と言われてたりしたけれど、
これは買っていた人からすれば一番おもしろくないやーつ。