有馬記念が終わるとウイニングポストの年末BGMが流れる皆様こんばんは。
毎年恒例..と言えるほどではありませんが、
割と定期的に振り返っている騎手リーディングのコーナーです。

ルメール騎手とミルコ・デムーロ騎手が初めてフルシーズン参戦と、
ジョッキーの勢力図を構築する上で間違いなく歴代最高級の出来事があったわけですが、
その結末を見ておきましょう。



そしてJRA様おひさるサイトのキャプチャをふんだんに使用していくスタイル。

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最終週までもつれたリーディング争いはわずかに戸崎圭太騎手に軍配。
関東においては2位の内田博幸騎手に2倍以上の差をつける帝王ぶり。
制裁点ゼロというクリーンな騎乗も賞賛に値するものだと思います。
その一方で注文をつけたいのが、
割とあっさり関西のG1をスルーする点な。
菊花賞やらエリ女やらの騎乗馬がなく、
ウラの東京開催で白星量産を目論むのはあまりいい気がしない。
それこそ日本のトップジョッキーであるのなら。

賞金ランキングでは1位だったルメール騎手。
桜花賞のメジャーエンブレムの失敗や、
譲ったマカヒキに日本ダービーで敗れるなどの悔しさも味わったが、
デビューからずっとコンビを組み続けたサトノダイヤモンドで菊花賞と有馬記念を制覇。
11月の東京ではワンデーエイトも達成するなど、とにかく充実の1年だった。
来年はリーディング取ろう。

春先は無双しながらも次第に失速が目立ったミルコ・デムーロ騎手。
ジュエラーで桜花賞を勝つまでは、
重賞連勝記録を伸ばしまくっていたのだが、
皐月賞で進路妨害を取られたあたりから急失速。
宝塚記念のドゥラメンテも結果的にこれがラストランになってしまった。
そうは言いながらも秋にもスプリンターズSとエリザベス女王杯はきっちり制するなど、
存在感が消え失せることはなかった。

勝利数ではミルコを抑え関西2位の川田将雅騎手。
しかし今年に関しては勝ち数どうこう以上に、
マカヒキで日本ダービーを勝ったことが大きい。
次は代役ではなく自分のお手馬で、ぜひ。

15年は久々に100勝を突破した武豊騎手。
勝ち数こそ下げることになったが、
エイシンヒカリでのイスパーン賞制覇や、
ラニのUAEダービーからの米国三冠フル参戦など、
また新しい形で海外での活躍があった。
国内でもキタサンブラックとの新コンビでG1を2勝。
来年はデビュー31年目、まだまだ元気です。

一方で岩田康誠騎手が完全に失脚。
今年はまさかのJRA重賞勝ちなし。
海外や地方では勝鞍があったとはいえ、
あれほど大舞台での強さを誇っていたのがウソのよう。
平場戦を一つ勝つごとに派手なガッツポ、
福島競馬にもスポットで参戦するなど、
特に春先は色々と模索している感じが伝わってきた。風貌も含め。
最近は強いお手馬に恵まれる機会も減ったが、もうひと花咲かせられるか。

幸さんこと幸英明騎手は54勝でフィニッシュ。
今年はどうにも出足が鈍く、
これはいよいよ時代の流れに取り残されてしまったと覚悟したものだが、
なぜかラストの2ヶ月で16勝と猛烈な巻き返しで帳尻を合わせてくれた。
最終週にも落馬のアクシデントがありながら元気に復帰し、
人気薄で特別を2勝するなどよくわからない活躍ぶり。
これで来年も楽しく応援できるw
残念ながら中央重賞は取れず、
ホッコータルマエとも別れの時が訪れたが、
明け3歳馬にハイパーノヴァという期待馬も現れた。またダートである。

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3年目の松若風馬騎手が順調にキャリアを積んでいる。
アポロケンタッキーでみやこSを制しチャンピオンズCでも5着と善戦した経験を活かしたい。
松山弘平騎手はこのへんで遊んでいてほしくない。
浜中騎手の代打でミッキーアイルにも乗れたのだが、
春秋ともにスプリントG1であと一歩届かなかった。

話題も豊富だった今年のルーキー勢ではぶっちぎりの一番だったのが木幡巧也騎手。
ただし制裁点が多かったのは反省材料。このままだと後から必ずシワ寄せが来る。


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オレの坂井瑠星騎手は25勝で3ページ目にランクイン。
関西所属のルーキーでは最多勝だったこともあり、なんちゃら賞をもらった。おめでとう。
師匠である矢作調教師の、ちゃんと育てようという意志が伝わってくるし、
そのおかげでもたらされた数字であることは間違いない。
3場開催時もあえて上位騎手とかち合う中央開催にできるだけ残った。
そういう意味では勝ち星だけを追い求めるのなら、
ローカルでもうちょっと勝てたかもしれないなとも思っている。
来年も具体的な数字より「よりいい騎手」を目指してほしい。

同期生の荻野極騎手、
彼も最近「穴男」としてちょっと気になってる。
こないだ長期休養明けのアキトクレッセントを勝たせた時も、
どこ通ってるのというくらい意表を突くイン差しを決めていた。
まだ3キロ減、狙うなら今のうちかもしれない。


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今年、ジョッキーをめぐるもう一つの大きな話題といえば藤田菜七子騎手のデビュー。
最初はなかなかの盛況ぶりでしたね。
次第に騒ぎが落ち着いていく中、
タイミングを同じくして騎乗馬の質も厳しいものとなり、
正直どないせえっちゅうねんという状況が長く続きました。
結果、1年目は中央では6勝。
大活躍とまではいえませんが、健闘の部類に入ると思います。
かわいいので応援してます(直球)。



最後になりましたが、
三浦皇成騎手や福永祐一騎手、藤岡佑介騎手など、
大きな怪我を負うジョッキーも多かった1年だったように思います。
馬の突発的な故障は避けられませんが、
人為的なミスによる事故で起こる落馬は極力少なくなりますように。