よく馬の年齢を「人間で言うと何歳」なんて言い方をしますが、
2歳から3歳春にかけてはちょうど中学〜高校生くらいですかね。
それになぞらえると、
3歳世代の頂点を決める日本ダービーは、
ちょうど夏の甲子園みたいなものだと位置づけるとしっくり来ます。
「一生に一度の戦い」であることや、
舞台設定の華やかさ、熱狂ぶり、
そしてそこに至るまでの過酷な道のりがうまい具合にリンクする。
そんな気がするのです。


2017年の頂点を目指した戦いも、
まだまだ先のようでジワジワと激しさを増してきました。
日本ダービーが夏の全国大会なら、皐月賞は春のセンバツ。
今は新チームが秋季の県大会に挑むくらいの時期でしょうか。

当然ながら有力視されるのは高額の良血馬。
サンデーレーシングの募集額1.5億円、
姉にタッチングスピーチを持つムーヴザ桐蔭高校や、
こちらもセレクトセールで1.5億円で落札されたハーツクライ産駒の、
スワーヴ履正社高校を相手に、
取引額わずか0.027億円のバトルプラン産駒、
市立ブレスジャーニー商が堂々の勝利を収めてしまうのだから高校野球..いや競馬はおもしろい。

血統面で強調材料は乏しく、
大手牧場に比べれば育成環境にも恵まれていないであろう中での快進撃は、
まさに「公立の雄」と称するに相応しいもの。
しかも伏兵にありがちな、
前残りの展開に乗じた先行押し切りではなく、
堂々の待機策からの末脚比べを制したものだけに価値も高い。



しかし先ほども書いた通り、まだまだ秋の県大会に差し掛かったばかり。
ムーヴザワールドもスワーヴリチャードも、
名門校らしくここからまたチーム力を高めてくるだろう。
市ブレ商はどこまで上積みがあるか。
正直なところ厳しいとは思うが、
何といっても賞金面ではもう日本ダービー出走はほぼ確定しているのは大きい。
強行ローテを組まずに目標へ向かえるアドバンテージを活かしたい。

なお、その他の公立勢ではトラストが5着、オーバースペックが10着。
残念ながらオーバースペックの方はコールド負けで現状の限界を露呈したか。
トラストは試合運びさえうまくなればまだ食い下がれそうだが..