フルゲ割れながらも豪華メンバー、
それでありながら有力馬がそれぞれ不安材料も抱えているという、
非常におもしろい構図。
買う側もセンスが問われる天皇賞である。

■過去5年勝ちルート
11年: 外差し - 内差し - 外追込[56.5-35.8]
12年: 内追込 - 内先行 - 外追込[57.3-36.6]
13年: 外差し - 内先行 - 内差し[58.4-35.3]
14年: 外追込 - 内先行 - 内先行[60.7-34.6]
15年: 内先行 - 外追込 - 外差し [60.6-34.0]

ジャスタウェイ、スピルバーグ、そしてステファノス。
機動力全盛のこの時代にありながらも、
正攻法の外差しが十分に間に合うケースが多い。
時代が変わってもさすがは伝統の天皇賞ということだろうか。

12年のエイシンフラッシュも含め、
「毎日王冠で敗れた差し馬」が4年連続で連対を果たしており、
今年もそれがセオリーになるだろうか。


展開を占うのもおもしろい。
このメンバーで「逃げ」といえばエイシンヒカリ。
ペースを掌握してしまえば、
何といってもイスパーン賞を圧勝するだけの能力がフルに発揮できる。
反面、ややスタートは遅い分、
昨年クラレントにハナを叩かれたような場面がもう一度あってもおかしくない。
1番枠が絶好となるか仇となるか。
よりによってクラレントが隣に入ったのもポイント。
あとロゴタイプの田辺騎手も先手を匂わすコメントをしており、
この曲者が何を考えているかを読むのは難しい。

もしかしたら58秒台で入るような前傾ラップになるかもしれないし、
昨年のようなスローペースに落ち着くかもしれない。
これはゲートが開いてみないとわからぬ。

●結論
◎ アンビシャス
○ モーリス
▲ ステファノス
△ ラブリーデイ
× エイシンヒカリ
× ルージュバック
× リアルスティール
☆ ヒストリカル

やや突然の結論に入るw
毎日王冠と京都大賞典が終わった時点ではモーリス中心で考えていたのだが、
わざわざ左回り2000mという未知の領域で飛びつく必要はないと判断。
ムーアの手腕も含め「終わってみれば強かった」の可能性はあっても、
付け入るスキはあるはず。

そこでアンビシャスの出番。毎日王冠ちょい負けの差し馬。
課題のゲートや折り合いに進境を見せ、
昨年は5着に終わったこの舞台で初G1取りを狙う。
何といっても期待は横山典騎手。
大阪杯で大胆な先行策を決めたように、
この乗り難しい相棒を完全に手の内に入れている。

ブラジルCの回顧エントリでも書いた通り、
これだけの乗り役が外国人騎手の都合で乗ったり降ろされたりするのは、
さぞかしおもしろくないことだろう。
だからこそ、巡ってきたチャンスは逃さない。
天才よ大志を抱け。
前受けさせるも差しに徹するも、自由自在にやってしまえ。



相手に連れてきてほしいのはステファノス。
毎日王冠で敗れての参戦は昨年2着と同じパターン。
ただし当時とは鞍上が違う。
昨年の戸崎騎手は完璧に乗った。
さあダービージョッキー川田将雅はどうだ。

連覇を狙うラブリーデイは、機動力で戦ってきただけに大外枠が痛恨。
しかし衰えは感じられない。2000m良馬場なら。

エイシンヒカリとルージュバックはどうも買う気がしない。
前者は注文の多い逃げ馬。
たとえ自分の形に持ち込めたとしても、
それはすなわち後続にもストレスのない競馬ができる環境を与えることになるという皮肉。
後者は毎日王冠の勝ちっぷりこそ痛烈だったが、
2000mでペースが上がった時に同じ脚が使えるか。
中2週で外厩を使っての調整も果たして。
追い切り後の馬体重が減っているのも気がかり。
臨戦過程に不安の残るリアルスティールも含め、ここはあくまでも押さえの評価。

馬券はいつものパターンだとこの予想を表現できないのでカスタムする。

まず◎の単勝。それから馬連で○▲☆へ厚めに。×××へは軽く。
あとは3連複◎○軸に▲☆×××と◎▲☆。
タテ目に備えて馬連で○から▲☆。
いつもなら×××のタテ目とかまでカバーしてるんだけど、
ほとんど買いたくない馬同士の組合せまで持っても仕方がない。

最後に何だか気になる☆ヒストリカルから◎○へワイドで遊ぶw