矢作厩舎所属の新人・坂井瑠星騎手が順調に勝ち星を伸ばしている。
4月に落馬負傷で約1ヶ月間の休養を余儀なくされたが、ここまで通算7勝。
同期の中では木幡巧也騎手の11勝に次ぐ数字を残している。
5月21〜22日の開催で3勝の固め打ちに成功し、
一気に遅れを挽回できたのが大きい。
中には単勝211.1倍の大波乱を巻き起こすなど強いインパクトも残した。

師匠である矢作調教師が、
できるだけいい馬を回そうと尽力しているのも伝わってくる。
このご時世ではなかなか難しいところがあるだろうに。
デビュー直後に中京の特別戦で人気を背負うペガサスボスを任せ、
内ラチに接触して大敗を喫する失敗を犯しながらも、
その後も継続的に上位人気馬を乗せているところに、
本気で「一人前に育てよう」という姿勢が見える。
さすがである。

先週の未勝利戦を勝ち上がったファンタサイズも社台RHの所有馬で、
母はあのファンジカ。つまりハイアーゲームやダイワマッジョーレの半弟にあたる良血である。
時期が時期だけに有力騎手を乗せて一刻も早く勝利をと急かされる中でこの采配。
そして坂井騎手も、
あのペガサスボスでの失敗を取り返すような見事なイン差しを決めた。

追い切りで安田記念に出走したリアルスティールに騎乗するなど、
一流馬の乗り味を知ることができる意味でも環境的には恵まれている。
厳しい情勢ではあるが、
乗れる若手騎手としてまずは羽ばたいていける可能性は十分。
飛躍の夏になりますように。

なお、先日タイセイラビッシュのレースで初めて彼の馬券を買った結果6着でした。
まだこちらの応援に応えてもらえる間柄ではない模様。