まーたレジェンドが記録を打ち立ててしまったか。
しかしこのニュースを聞いた時は笑った。
大記録だけど地味というか、地味だけど大記録というか。

■武豊騎手が伊丹ステークス10勝目(ラジニケ)
阪神10レースでラインルーフ(武豊騎手)が勝利し、武豊騎手は伊丹ステークス10勝目を挙げた。
 同一特別競走の最多勝は、これまで武豊騎手の伊丹ステークスと岡部幸雄元騎手のひいらぎ賞の9勝だったが、自身の記録を更新して歴代最多勝となった。

「武豊騎手が勝ちまくっているレース」といえば、
弥生賞や阪神大賞典なんかが思い浮かびますが、
まさか最多勝は伊丹Sだったとはw
さすがは記録男。マニアックなところも逃さない。


せっかくなので武豊騎手と伊丹Sの歴史も振り返ってみた。

● 88年/ワンダードレッサー:1着
デビュー2年目にして伊丹特別(当時)初騎乗。
3番人気のワンダードレッサーで見事初勝利を収める。
ちな2着馬の鞍上は岩元市三騎手。この古代史感。

● 89年/ワンダーライジング:1着
同じワンダー軍団で連覇達成。
これは幸先のいいスタート。
前年までダート1200mだったのが1800mに変更されている。これ豆知識な。

● 90年/ベッサーベルデン:7着
3連覇の夢は破れる。
勝ったのは角田晃一騎手のゴールドルーチェー。
ちなみにまたダート1200mに戻ってるw

● 91年/施行なし
そう、重賞じゃない普通の特別戦はコレがあるから。
今後、武豊騎手が記録を伸ばしていくためにも伊丹Sの存続が望まれる。

● 92年/マルブツミラクル:1着
騎乗機会4戦で3勝。抜群の相性。
岡部幸雄騎手のコウマンサウンドとの一騎打ちを制しての勝利。
ちなこの日の岡部騎手は4歳牝馬特別でディスコホールに乗るための西下。
きっちりメインは勝つあたりがさすが。
こういうの調べるとテンション上がるw

● 93年/騎乗なし
施行はされたものの武豊騎手は騎乗せず。もったいない。

● 94年/施行なし

● 95年/施行なし
ああ、なんということだ..2年連続で施行なし。
95年は震災の影響でしょうか。

● 96年/アベルクイーン:1着
3年ぶりの伊丹特別復活、そして4年ぶりのチャンスで通算4勝目。
ここまで5戦4勝。
もしかして当時から「縁起のいいレース」みたいに言われていたのだろうか。

● 97年/リフレシングムード:1着
また勝ちやがったwww
これで通算6戦5勝。
この辺になると徐々に聞き覚えのある名前が出てきますね。

● 98年/騎乗なし
この年は中山へ遠征していたので騎乗なし。
スプリングSでエアジハードに乗ってましたね。
さすがは引く手あまた。
阪神ではメジロブライトとシルクジャスティスの壮絶な叩き合いに沸いた阪神大賞典が。

● 99年/トウカンイーグル:1着
7戦6勝www
しかもこれは単勝20.8倍の伏兵。
当時の大正義状態ではこれだけオッズがつく馬に乗ること自体が珍しく、
好配当を演出したらそれだけで話題になるほどだったのに。

● 00年/騎乗なし
ナリタルナパーク@中山牝馬Sに騎乗のため遠征。1番人気8着w
勝ったのは横山典騎手のレッドチリペッパー。
ゴール後に首筋ひたすらペチペチしてたのは今も記憶に残る。

● 01年/エイシンゴンザレス:1着
もうここまで来たら軽く引いてる。
この時点で8戦7勝。
逆に「なんであと3勝するのに15年もかかってんの」と、
間違ったツッコミを入れたくなる。

● 02年/騎乗なし
ほんの数週前の落馬負傷で戦線離脱中。

● 03年/インターアプローズ:1着
はいはい9戦8勝。
これだけ無双状態なら、
当時の競馬雑誌とかでネタになっていても不思議じゃないのに、
そんな記憶がないなあ..
それにこの頃ならもうインターネッツも普及していて、
データベースっちゅうもんにも触れ合えたのに、
気づいていなかったのだろうか。
それとも話題になっていたけど忘れてしまったのか。

● 04年/騎乗なし
ダンスインザムードでフラワーC勝ってますわ。
ちなみに阪神では若葉S。
安藤勝己騎手のハーツクライがスズカマンボを下して勝利。
もう12年も前の話。

● 05年/ビッグシャーク:5着
痛恨の2敗目w
ちな勝ったのはステンカラージン。
単勝72.3倍の大波乱。そういえばこういう一発のある馬でした。

● 06年/ウォーターヘンリー:2着
岩田騎手のクリアーザコーストに逃げ切りを許し、初の連敗。
デビュー当時の勢いに陰りが出てきた!

● 07年/セイウンワキタツ:7着

● 08年/セイウンプレジャー:6着
この年から準OPに昇格し、レース名も現在の「伊丹S」に。
しかし記念すべき年は1番人気のセイウンプレジャーで6着。
この日の特別3クラ全部1番人気で圏外..w
武豊絶対王政の終わりを伊丹特別からも感じ取ることができる。

● 09年/マイプリティワン:9着

● 10年/ワールドワイド:3着
勝ったのがエーシンクールディで2着がティアップワイルド。
これはレベルの高い一戦。
ちなみにこの翌週、毎日杯の落馬事故が発生。

● 11年/騎乗なし
ナリタクリスタルの中京記念(小倉)に遠征のため。
震災直後でどんよりムードの中、鮮やかな勝利だったことを覚えています。

● 12年/騎乗なし
この年から現在と同じくダート1800mに。
中山遠征のため騎乗なし。
中山記念のナリタクリスタル(44.7倍)に乗りに行ってる悲しさ。

● 13年/騎乗なし
阪神にはいたけれども、騎乗馬なし。
遠のく勝ち星。8勝のまま足踏みすること10年。

● 14年/騎乗なし
トウケイヘイロー@中山記念へ騎乗のため。

● 15年/マスクゾロ:1着
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
長かった、12年ぶりの勝利。
これで岡部さんのひいらぎ賞に並ぶ9勝目。
かつては当たり前のように白星を量産しながらも、
ケガや不振による低迷期を経験。
そして久々に本来の姿を取り戻そうという、
武豊騎手自身のキャリアの縮図とも言える歴史が伊丹Sにあった。
まさに「武豊の栄光は伊丹Sとともに」。
そして16年、2年連続の勝利で新記録を樹立。



30年の記録をたどってみると、
伊丹Sだけでなくそこから派生する様々な思い出が蘇って楽しかったですね。
とはいえまあまあ面倒なので、
「次に武豊騎手が多く勝ってる特別戦」は誰か他の人に託したいですがw