芙蓉Sが2000mになっていたのは特別登録が発表された段階から知ってた(ドヤ

2歳戦の番組整理が進むここ数年ですが、
早い時期からクラシックへの関連性を高めていくことで、
より皐月賞や日本ダービーに相応しい馬が賞金を重ねやすくなるのも、
ひとつの狙いなのでしょうきっと。
今のうちに稼いだ賞金で記念出走みたいなパターンをなくしていきたいという思惑が。
クラシックのクオリティとしてはそれでいいのかもしれませんが、
小規模の馬主さんにとっては夢を見るチャンスが少なくなることでもあり..

リアルスティールの全弟であり、
セレクトセールで1.8億円でトレードされたプロディガルサンが、
新装第1回の勝ち馬というのもそれを象徴しているのかもしれない。

ただ、内容は濃かった。モノが違った。
超スローで3Fだけ速い足を使う上がり勝負になるかと思いきや、
三浦騎手のストロングタイタンが前半60.9秒と快調に飛ばしたことで、
長く脚を使えるかどうかが問われるレースに。
プロディガルサンは残り600mあたりから鞍上のゴーサインが入り、
ジワジワと加速しながら4角を回ると、
直線では先に抜け出したプランスシャルマンを半馬身差捕らえて差し切り勝ち。
勝ち時計は2:01.2、上がり3Fは34.4秒と優秀な数値が並んだ。

もしかしたらこういう展開が得意なのかもしれないが、
ディープインパクト産駒にありがちな、
広いコースのヨーイドン専からは早くも一線を画そうとしているあたりに、
奥の深さを感じる。
これでトライアルまでは不自由なく出走できる賞金を手にしたことになり、
今後のローテーションもグッと楽になった。完全な出世コース。

JRAさんの思惑が見事にハマる結果となりました。