わざわざ単独で記事を書いておきながら、
馬券購入を見送ってしまった、ひまわり賞のキリシマオジョウ
何の造作も無い圧勝でしたね。知ってた。
110円への投資に成功した人々おめでとうございます。

小牧騎手は「まだまだ一本調子」と振り返っていたようで、
この先の展望は決して明るいものではありませんが、
橋口調教師は「九州の星として桜花賞へ」と意気込んでいるとか。
来年の2月で定年を迎えるので、
その晴れ舞台には調教師としては携われないけれども、
そこへ連れて行くのは自身の仕事。
最後の最後に、また違った形での勲章を手にすることができるか。

ところで橋口厩舎の九州産快速牝馬といえばコウエイロマンを思い出しますね。
98年の小倉3歳Sを4馬身差で圧勝。
その後は阪神3歳牝馬Sや桜花賞にも駒を進め、
スティンガーやフサイチエアデール、トゥザヴィクトリーにプリモディーネと、
強い同期生たちと覇を競った。
当時はまだ競馬を見始めて間もない頃。
「九州産の新星!」と騒がれていたのは何となく記憶に残っていたが、
JRAの重賞を制することの偉大さは理解できずにいた。

コウエイロマンが桜の舞台に立ってから17年。
2016年の桜花賞へキリシマオジョウがたどり着くには、
まだどこかで本賞金を加算する必要がある。
空き巣のOP特別を狙ってもいい、交流重賞をこっそり回ってもいい。
あるいは真っ向勝負の王道路線か。

さあ、どんな手を使う。