阪神/中山開催の始まり。
暦の流れの正確さを物語るように、
日差しの眩しさは先週までのそれと比べても明らかに増しており、
まもなく訪れる春を約束してくれていた。
ミルコとルメールも新しい一歩を刻む、記念すべきこの週末。
だというのに物哀しさを感じてしまうのであった。

後藤浩輝も勝った中山記念である。
ローエングリンもそうだが、ダイワテキサスのイン差しも記憶に残っている。

● メンバー構成
二世代の皐月賞馬にオークス馬。G1ホース3頭が揃い踏み。
4歳のイスラボニータ、ヌーヴォレコルト。そして5歳のロゴタイプ。
しかしAJCCや京都記念で痛い目に遭った人からすれば、
苦い思い出ばかりが蘇るかもしれない。
果たして二度あることは三度ある、なのだろうか....

● 馬場
中山競馬開幕週。何を言うまでもなくイン有利。
土曜10RアクアマリンS(芝1200m)は33.3秒で飛ばしたカハラビスティーが逃げ切った。
どうやら日曜の関東地方は昼くらいから雨予報のようだが、
それでも傾向に変化が見られるとは思えない。

● 展開と隊列
休養明けでもタイキパーシヴァルがハナ。抑えることはなかろう。
それを追いかけて内からゼンノルジェロ、
ヌーヴォレコルトともそこそこの位置を取りに行く。
機動力に長けるロゴタイプも当然ながら前を射程圏に。
枠順の関係もあってイスラボニータはその後ろと見た。
タガノグランパやステファノス、ナカヤマナイトらは後方から。
とはいえ前から後ろまでギュッと詰まったまま4角を迎えることになりそう。
仮に良馬場として前半1000mは60〜61秒。
前傾ラップにはまずならないだろうが、極端なスローも想定しづらい。

●結論
◎ ロゴタイプ
○ イスラボニータ
△ マイネルフロスト

前売ではイスラボニータがアタマひとつ抜けた評価になっているようだが、
ロゴタイプがナメられる理由って何よ。
4歳以降まともにレースに使えていない分だけ馬柱は汚れているが、
中山1800mなら互角以上に走れないわけがない。
前走の根岸S挑戦が印象を悪くしているのかもしれないが、
結果はともかく見せ場は十分あったし闘志も感じられた。
リズムを崩すようなものではなかったと断言できる。
位置取りさえおかしなことにならなければ勝てる。

とはいえイスラボニータも競馬が上手で折り合いにも不安がなく大崩れのないタイプ。
ヨーイドンで好位から速い上がりでまとめるのが得意な形で、
キズナやゴールドシップのように馬場ガー展開ガーと言われることはない。
今後G1タイトルを重ねられるかは微妙だが、その分G2ならコンスタントに走れそう。
普通に走れば勝ち負けだし、普通に走る能力に長けているのもポイント。

紛れがあるとしたらマイネルフロストの連対圏突入に期待。
毎日杯勝ち、日本ダービー3着がラチにへばりつく形。
ポジション次第だが、立ち回りの巧さで強豪相手に食らいついてきた。
善戦マンのタガノグランパと迷ったけれども、
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ヌーヴォレコルトは牡馬相手にも勝負になればいいが、
どちらかといえばメイショウマンボみたいなパターンを想定しておいた方がよさそう。
「オークスで負かしたハープスターが札幌記念で..」という物差しはアテにならない。



阪急杯も組合せ次第では買えるレースなんだけど、
ミッキーアイルの出方がわからず、ダノンシャークの取捨にも迷い、
かといってコパノリチャードも58kgで逃げるのはしんどそう....
他に内枠で積極的に狙いたい馬もいないのでパスすることに。
いきなりミルコとルメールのワンツーもあるで。