新潟開催が強力関西馬の参戦を後押ししたか、
今年のセントライト記念は例年にない豪華メンバー。
トゥザワールドなんかは中山だったらまず出てこなかっただろうなと。

それでも断然の主役は皐月賞馬イスラボニータ。
日本ダービーでも僅差の2着と、
ここまで世代を牽引してきた誇りにかけて、ここは落とせないところだろう。
左回りは慣れた条件、距離もこれくらいなら守備範囲内。
目標はあくまで天皇賞、
休み明けであることを考慮しても、死角はないと言っていい。

マイネルフロストやタガノグランパは、
日本ダービーでの善戦が恵まれてのものだったかを問う一戦。
位置取りゲーの要素が強かっただけに、
ここで結果を残せないようだとこの先の展望もやや懐疑的なものに。

菊花賞を見据えるのであれば、ショウナンラグーンの脚も見ておきたい。
今回は内回りなので追込み一手では難しそうだが、
たとえ不発でも本番に向けたちょうどいい煙幕になるかも。

サトノフェラーリやステファノスあたりは逆にここ勝負か。

菊へ盾へ。秋の道を見据えながら、様々な思惑がぶつかるトライアル。
先が楽しみになるレースになりますように。