今年も夏の高校野球全国大会は観戦できないまま終わろうとしている。
かれこれ4年ほど現地から離れることになってしまったが、
その原因のひとつがチケットの「プラチナ化」であることは間違いない。

夜が明けることには長蛇の列ができる甲子園球場。
おかしい、昔はこんなじゃなかった。
昔は準々決勝の日でも、7時〜8時くらいに着けば中央特別内野席に入れたはず。
しかし今はどうだ。
聞くところによるとお盆シーズンは速攻で満員札止めが出たという。

松坂大輔や斎藤佑樹のような大正義スターがいるわけではない。
むしろ今年はプロ注目の逸材が地方大会で姿を消し、
どちらかと言えば地味な大会と位置づけられるはずなのに。

激化する一方のチケット争奪戦。
その原因のひとつがSNSの存在ではないかという見方をしている。
かつては単独で動いていた熱心な高校野球ファンが、
全くつながりのなかった同志とSNS経由でつながりタッグを組むことで、
非常に強固な「チケット獲得ユニット」が結成される。
「きょうは僕が並んでみんなの分を確保するから、●日は頼む」といった具合に。
負担を分散できる間柄というのは非常に心強い。

個人的な経験ベースで恐縮だが、
最後に準々決勝を銀傘の下で観戦できたのは07年。
優勝した佐賀北、野村祐輔の広陵らのゲームを見守った。
当時はそこまでがっつり早起きした記憶もないし、
彼女連れだったからそこまで無茶もしなかったはずだ。
それでも問題なく入れた。
※調べてみたらこの日は準々決勝4試合のうち2試合だったのもあるかな

まだこの頃はツイッターやらも普及していなかったし、
以後の年くらいから徐々に敷居が高くなっていった印象がある。



高校野球は夏の風物詩。
試合を見る以上に「そこにいること」に価値を感じては足を運んできたが、
今は正直そこまで熱心なわけでもなく、
にもかかわらずハードルばかりが上がっていってしまうようでは、
この先もますます縁遠い場所になってしまいそうな気配である。