シルポートがマイラーズCを勝てば同一重賞3連覇という偉業を達成する。
近年ではエリモハリアー(函館記念)やタップダンスシチー(金鯱賞)、
そしてマツリダゴッホ(オールカマー)が達成しているが、
それらを含めても過去4例しかない記録。
G1ではどうしても盛り上げ役どまりで終わってしまうが、
まだまだG2クラスなら勝ち負けに持ち込める力を残している。
きっと予想をする上でも無視できない存在となるだろう。

今回の例に限らず、同一重賞連覇を狙う馬の取捨選択はなかなか難しい。
当然ながら同じ条件で行われるのだから適性は高いはずだし、
レースのグレードも同じなら相手関係も大きく変わるわけでもない。
買いたくなる。
その一方で、1年の歳月が衰えを呼ぶこともあり、
終わってみれば「もう旬は過ぎていたね(ガッカリ」ということもしばしば。
そこで今回は、
2011〜12年にかけて同一重賞連覇に臨んだ馬たちが、
どのような結果に終わったかを調べてその傾向を見つけることにチャレンジしてみた。
例によってnetkeibaちゃんを駆使した手作業による集計なので、
ヌケモレはあるかもしれないけれどもだいたい合っているはず。

<概要>
・レース数:82(3歳以上もしくは4歳以上のG1、G2、G3が対象)
・前年度の勝ち馬が出走した例:33
・表のうち着順と単勝オッズは2012年のもの

■G1
・フェブラリーS:トランセンド/7着(1.5倍)
・天皇賞:ヒルノダムール/11着(23.3倍)
・ヴィクトリアマイル:アパパネ/5着(4.0倍)
・安田記念:リアルインパクト/6着(20.4倍)
・宝塚記念:アーネストリー/7着(21.4倍)
・スプリンターズS:カレンチャン/2着(2.5倍)
・天皇賞:トーセンジョーダン/13着(20.0倍)
・マイルCS:エイシンアポロン/14着(36.2倍)
・JCダート:トランセンド/16着(9.0倍)

■G2
・阪神大賞典:ナムラクレセント/3着(34.1倍)
・マイラーズC:シルポート/1着(6.9倍) ※阪神→京都
・京王杯SC:ストロングリターン/4着(6.3倍)
・東海S:ワンダーアキュート/10着(3.0倍)
・目黒記念:キングトップガン/10着(137.9倍)
・京都大賞典:ローズキングダム/6着(3.6倍)
・ステイヤーズS:マイネルキッツ/7着(10.1倍)
・阪神C:サンカルロ/1着(6.9倍)

■G3
・京都金杯:シルポート/16着(11.4倍)
・中山金杯:コスモファントム/3着(11.8倍)
・京都牝馬S:ショウリュウムーン/2着(3.8倍)
・根岸S:セイクリムズン/6着(7.2倍)
・東京新聞杯:スマイルジャック/16着(27.9倍)
・阪急杯:サンカルロ/3着(2.9倍)
・オーシャンS:ダッシャーゴーゴー/9着(4.4倍)
・中日新聞杯:コスモファントム/15着(6.2倍) ※小倉→中京
・中山牝馬S:レディアルバローザ/1着(17.7倍) ※阪神→中山
・アンタレスS:ゴルトブリッツ/1着(1.7倍) ※京都→阪神
・CBC賞:ダッシャーゴーゴー/3着(4.3倍) ※京都→中京
・プロキオンS:シルクフォーチュン/5着(3.6倍) ※京都→中京
・アイビスSD:エーシンヴァーゴウ/3着(7.8倍)
・函館記念:キングトップガン/16着(45.8倍)
・シリウスS:ヤマニンキングリー/2着(6.6倍)
・武蔵野S:ナムラタイタン/6着(6.4倍)

<結果>
・合計成績【4.3.5.21】
・勝率:12.1% 連対率:21.2% 複勝率:36.3%
・単勝回収率:100.6%(3,320/3,300)

はい微妙ー。
集計している間は「ほとんど圏内やん」と思っていたけど、
終わって数値を算出してみるとまずまずな印象に。
特に単勝回収率なんか100%超えてるしね。
まあレディアルバローザの頑張りが効いてるわけですけど。

とはいえ連に絡むのは5回に1回で、
そのほとんどが上位人気に支持されたケースであり、
近走不振の馬が「昨年勝ったレースで一変を」とかすかな願いを込められた場合は、
ほぼその期待に応えられずに終了していることはわかった。

シルポートの場合は中山記念3着からの臨戦で、
強敵揃いの一戦とはいえ単勝10倍を切ることはなさそう。
この考察に基づくと、ヒモに抑えておいて損はないのではないかと..
少なくともムダな弾とはなるまい。

ちょうどここまで書き終えたところで、
福島牝馬Sのオールザットジャズも連覇をかけての出走であることを思い出した。
土日で快挙達成なるか。