弥生賞に出走するエピファネイアの鞍上はビュイックに決まった。
経緯はすでに御存知の通り、
日曜の阪神3Rで福永祐一が進路妨害を犯し、
開催4日間の騎乗停止処分が下されたからである。

まあ、もったいないというかタイミングが悪かったというか。
もちろん、原因は福永自身のミスにあって擁護するつもりはない。
パトロールを見ても、素人目にもだいぶ強引な進路取りに映った。
ただ、ビッグレースを前に成熟したコンビが解消を余儀なくされるのは、
レースの盛り上がりを考えると大きな損失になるのは間違いない。

今回は弥生賞の直前なのがまだ不幸中の幸いだった。
これがもし、皐月賞あるいは日本ダービーの前週だったとしたら、
せっかくのG1にどれだけ水を差される格好になったことか。
特に今年から進路妨害に対するジャッジが厳格化されたことにより、
福永に限らず大舞台を前に痛恨のペナルティを受けるケースは増えると考えられる。
もちろん責任は違反を犯したジョッキーにあるのが大前提の上で、
どうにか救済策というか、
うまく調整できる方法はないかともどかしい思いをさせられる。

以前にも書いたことはあったが、
騎乗停止処分を受ける日を決められる、
ただしその場合は実効2日プラスみたいな方法が取れれば、
バランスを取りつつジョッキーのスケジュールに合わせた処分が下せるのに..
と思い描いたり。
日程を選べるという仕組みは、確か香港ではそうだった記憶が。
まあ、フレキシブルな罰則というのは日本の文化には不似合いな気もするので、
導入される可能性はまずないだろうけど。

ただ、やっぱりG1でずっとコンビを組んでたジョッキーが、
急遽乗り替わるとか興行的にもおもしろくないと思うんですよね。
何とかならないですかねえ..
降着処分ルールの変更でジョッキーに対する処分の厳格化を期待する一方で、
G1に盛り上がりを大事にしてほしいという矛盾。
騎手がちゃんと乗ればいい、本当それだけなんですけどねえ..



それにね、やっぱりエピファネイアには福永なんですよ。
母シーザリオから受け継がれる血統の流れ。
そして、これまで牡馬クラシックに縁がなく、
それゆえ殻を破り切れていないと批判される36歳にとって、
かけがえの無い存在になろうとしている逸材であること。
エピファネイアで皐月賞、そして日本ダービーを勝てるかどうかは、
今年の競馬界において一つの重大なテーマとして掲げてもいい。

だからさ、本当に頼みますよ。
二度とこんな形で大切なパートナーの手綱を手放すことがありませんように。