|RACE REPORT
●11月4日
◇東京11R:アルゼンチン共和国杯(G2)/ルルーシュ鮮やかに ようやく重賞初制覇
4歳秋にして「ようやく」という表現を使うのはややハードルが高いか。
いや、それだけルルーシュに対する期待は大きかった。
2年前に札幌2歳Sで4着と善戦しながら、
その後は長い休養などもあり出世が遅れたが、
今季は春から順調に使われ、ようやく一つタイトルを手に入れた。
マイルを使われたり、やや迷走気味な部分もあったが、
今後はこの前後の距離でG1を目指すことになるだろう。
近年はやや勢いに陰りの見える藤沢和雄厩舎だが、
先日の札幌2歳Sを制したコディーノや、
いちょうSを制したフラムドグロワールなど巻き返し傾向にあるし、
この日は東京競馬で特別3連勝も達成と着実に立て直されつつある。

2着はムスカテール。
これまで実績を残してきた上がり勝負になったのも味方して、
昇級戦でも結果を残すことができた。
マヤノトップガン産駒としては最後の希望となりつつある現状、
今後の活躍に期待したいところ。
そんなわけで馬券的には嫌った上位人気2頭のワンツーという恥ずかしい結果に。

なお1番人気に推された◎ギュスターヴクライは6着。
競走中に右前浅屈腱不全断裂と大ケガを発症してしまったようだ。
たぶんこれ復帰は難しいレベルの重傷のはず..
まだまだ伸び盛りにもかかわらず、残念なことになってしまった。


◇京都11R:みやこS(G3)/止まらないローマンレジェンド6連勝でJCダートへ
単勝1.4倍と圧倒的支持に応えてローマンレジェンドが重賞2連勝。
直線では前が壁になるシーンもあったが、進路が開けてからの伸び脚は際立っていた。
ある程度は前に付けられる機動力があり、
なおかつ常に最速級の脚で上がれる瞬発力、
ダート馬らしからぬ反応の鋭さ。
このへんが周りとは一味違う。
JCダートへ向けても視界は良好。
ただし、消耗戦になった時にこれまでと同じ脚が使えるかは要検討。
課題が残っていることも忘れたはならないだろう。

◎ニホンピロアワーズがよく頑張ってくれたおかげで馬連げと。
ソツなく先行して、最後までバテずに食い下がった。
たぶんこちらはハイペース歓迎のタイプなので、
JCダートでもヒモ穴には狙えるのではないかと。
3着にもホッコータルマエが入って、僕としては大満足。
こちらは久々ながらダッシュが速くなっており、
自分の形に持ち込みやすくなっていた。今後も楽しみ。

ハタノヴァンクールはダート初黒星。
うまく馬群はバラけてくれたが、さっぱり伸びず。
休み明けだけで片付けていいのかわからない凡走だった。


◇京都10R:渡月橋S/ナガラオリオン連勝! 強力メンバーを退けOP入り
春に昇竜Sで3着に善戦するなど高い素質を見せてはいたが、
1000万下→準OPと連勝で完全に軌道に乗った。
メイショウマシュウ以下、強いメンバーを負かしてのもので、
これは今後に向けても楽しみが膨らむ。
まだスタートが良かったり悪かったりなので、
そのへんが安定してくれば。
ちなみにこのレースは安藤勝己が騎乗予定だったが、
直前のレース後に負傷したとのことで、
前走まで手綱を取っていた国分優作とのコンビ継続が急遽決まった。



●11月3日
◇東京11R:アルテミスS(新設重賞)/初代ウィナーはコレクターアイテム 阪神JFへ弾み
今年から新設された2歳牝馬の重賞。
日程や距離からすれば赤松賞の上位互換ということになるが、
さすが重賞だけあって実績のある駒が多く集まった。
そんな中、デイリー杯2歳Sで4着と善戦していたコレクターアイテムが、
単勝1番人気の支持に応え優勝。
ロスなく内を回って末脚を伸ばす、人馬一体となった勝利だった。
須貝尚介厩舎は今年の2歳戦線も好調。
京都で新馬戦を勝ったオツウと合わせて阪神JFを狙うか。


◇京都3R:2歳未勝利/ラルプデュエズ3着も勝ち上がりにメド 次こそは
サトノプレシャス、オーキッドレイに次ぐ3番人気での出走で3着。
ゲートを出て一完歩めにつまづくような感じでフットワークが乱れ、
後方からのレースになってしまったが後方からよく差を詰めた。
鞍上のゴーサインにもスムーズに反応できていたし、
次あたりで順番が回ってきそうな内容だった。
残り100mくらいで内にヨレて立て直すロスもあったし。


◇京都5R:2歳新馬/インパクト充分のデビュー戦 その名はオツウ
ジャスタウェイで昨季のクラシック戦線を賑わせた緑と黒の勝負服が、
今年も優秀なハーツクライ産駒を送り込んできた。
その名はオツウ。圧倒的人気に応えて新馬戦を快勝。
ほとんど馬なりのまま外から差し切るその内容は、
先日のエピファネイアのそれにも近いインパクトがあった。
いや、この馬は強いわ。阪神JF使うようなら楽しみ。



|TOPICS
◇ブリーダーズカップターフに挑戦のトレイルブレイザーは4着
見せ場は十分だったんですけどねえ。
300mにも満たない直線コースで、
早めに先頭に並びかける形はベストに近いものだったと思うのですが、
最後は脚が止まってしまいました。
鼻出血対策などの事情もあってのアメリカ遠征でしたが、
一定の成果は得られたのではないかと思います。


◇和田竜二がJRA通算800勝を達成
そろそろ彼らの世代もベテランと呼ばれる時期に差し掛かりつつありますが、
いいジョッキーになりましたね和田さん。
いわゆる玄人受けするというか、職人肌の乗り役に成長しました。
テイエムオペラオーからもう10年以上ですもんねえ..
ちなみにセレモニーでは「僕より勝ってる後輩もいるので」と言ってたみたいですが、
ざっと調べてみたところあなたより若くて数多く勝ってるのは、
栗東では池添謙一くらいです。
そんなに対抗心を燃やさなくてもいいと思いますw



|MEMO
・タマモベストプレイがデビュー2連勝。POG指名馬候補だった。
・デスペラード芝で切れたwww 上がり3F32.8秒www
・京洛S勝ちのサドンストーム、デビュー2戦目からずっと勝浦正樹なのか。
・バーバラ3連勝。名前が好きだバーバラ。マダンテ。