あとちょっとやったのに..オルフェーヴル。

■【凱旋門賞】オルフェーヴル悲願ならず 残り20メートル差された(スポニチ)

何がガックリくるって、すごい脚色で一気に先頭に立ったもんだから、
「勝てる」じゃなく「勝った!」と確信させられたのが余計に。
ほんまに悔しいですわ。

宝塚記念前に散々こき下ろしたせいでバツが悪い思いをしてきたけど、
それは一旦置いといて、日本調教馬初の快挙達成を全力で願いました。
ゴールの直後はさすがにショックが大きかった..

気性の難しさなど注文のつく部分はあれど、
こと競走能力に関しては歴代トップクラスの駒を用意したにもかかわらず、
なおもその挑戦を跳ね除けるとか凱旋門賞ハードル高すぎ。

どうしてもディープインパクトとの比較になってしまうのだが、
当時は敗戦後、突きつけられた現実を前にどうしようもない無力感に襲われたものだった。
ディープインパクトでもダメだったのか、と。
だが不思議なことに、
今回に関しては妙に前向きというか、
「これもうすぐ勝てるで?」という自信のようなものが芽生えた気もしている。
オルフェーヴル級のスキルを持った馬などそう簡単には現れないのに。

これは何となく、オルフェーヴル自身が来年もロンシャンの地に挑みそうな、
そんな予感があるからかもしれない。

とりあえずお疲れ様やでオルフェーヴル。
2着を「健闘」だと感じさせなかったことが、これだけ悔しがらせてくれることが、
おまいの強さの証だと思うよ。
3日間開催は楽しいレースが多かったが馬券は1レースも買うことがなかった..。

|RACE REPORT
●10月11日
◇京都11R:京都大賞典(G2)/大外から池添謙一!メイショウカンパクが波乱を演出
伝統のG2にしては手薄なメンバー構成ながら、
序盤からレックスパレードが飛ばす流れを各馬離れずに追走するスリリングな展開。
単勝1番人気のギュスターヴクライが早めに動き、
直線でも横一線に並んでの追い比べは迫力十分だった。
内から粘り込みを図るギュスターヴクライ、
外から馬体を併せながら追込むフミノイマージンとローズキングダム、
さらにはマクリ気味に脚を伸ばし、馬群の間を突いてきたオウケンブルースリが争う中、
大外からメイショウカンパクがまとめて交わし去った。

オルフェーヴルを降ろされた主戦騎手の意地か。
池添謙一が土曜日のデイリー杯2歳Sに続き、伏兵を重賞タイトルへと導いた。
勝ち鞍の数以上に、大きい舞台で仕事をやってのける仕事人の、
面目躍如とも言えるファインプレー。
最愛のパートナーであろう三冠馬とのコンビ復活があるのかはわからないが、
少なくとも結果を出し続けることによって、
きっとまたいい馬の背中を任されることもあるだろう。
まずは秋華賞のアイムユアーズ。
ジェンティルドンナの壁はとてつもなく厚いが、
逆転の可能性を秘める数少ない対抗勢力として健闘を祈りたい。

崖っぷちのオウケンブルースリが復活の兆しを微かに見せ、
ギュスターヴクライは復帰初戦にしては上々の結果を残し、
思った以上にはいい余韻を残してくれた京都大賞典だったが、
重賞タイトルもなくG2、G3で4戦続けて掲示板にも乗れていないという戦績は、
正直なところ勝つ馬のプロフィールじゃない。
来年はもう少し、強いメンバーが集まりますように。


◇京都4R:2歳新馬/サンライズバロンが8馬身差の圧勝
ワイルドラッシュ産駒で下河辺牧場の生産。
この時期に新馬をぶっちぎるとある程度先まで活躍できるイメージがある。
確かシゲルソウサイがそうだった。
ちなみに母父はアフリート。バリバリのダート血統すなあ。


◇東京11R:ペルセウスS/OP昇級も何のその ガンジス連勝
大スポ杯を勝った時に「これは!」という話はしたが、
その期待に応えてOP特別も快勝。
外枠からソツなく5番手を取り、
楽なペースで逃げるインペリアルマーチをあっさり捕らえた。



●10月10日
◇東京11R:毎日王冠(G2)/カレンブラックヒル止まらぬ無傷の5連勝 どこまで強くなる!?
無敗でNHKマイルCを勝った3歳馬が毎日王冠も勝つとか、これが胸ときめかずにいられるか!
カレンブラックヒルの戦績をじーっと見ていても全然飽きない。
この後、一体どこまで強くなるのか。
どことなく掴みどころがないままG1馬となったが、
もしかしたら歴史に残るレベルなのかも。

逃げるシルポートをグランプリボスが追いかけたことで、
前半1000mが57.8秒のハイペース。
上がり3Fが11.5-11.7-12.2と順に遅くなるラップは、
3番手を追走していたカレンブラックヒルにとって決して楽な流れではなかった。
実際ゴール前は脚が上がり気味に映ったのだが、
それでも先行集団を振り切り、
最後に急追してきたジャスタウェイらを退けた。強い。

昨今のマイル戦線に現れては消えていく「暫定マイル王」には、
このような芸当はできないことだろう。
リアルインパクト、グランプリボス、ストロングリターン、エイシンアポロン..
言い方は悪いかもしれないが、
このあたりのG1馬とは格が違うというところを、
天皇賞なりマイルCSでも見せつけてほしい。


◇京都5R:2歳新馬/まだキャットクイルからこんな馬が出るとは キズナ新馬勝ち
ファレノプシスと15も歳の離れた弟。
今さらこの血統から好素材が出るとは信じられないというか。
佐々木晶三師がやたらと褒めちぎっていたのがウソではなかったと..
2着リジェネレーションもいい脚を使っていたが、
初戦に関しては完敗だった。



◇京都11R:オパールS/テイエムオオタカ逃げ切り 来年はGIに殴り込みなるか
斤量にも恵まれたし、さすがにここは力通りに。
一線級と差のない競馬ができる力があるのに、
どうにも遠回りを強いられているのは厩舎が悪いのか何なのか。
来年こそはちゃんと賞金を加算させてG1戦線に殴り込みをかけたい。


◇東京5R:2歳新馬/ラルプデュエズ初戦は5着 内容はまずまず次に期待
東京開幕週の東京芝1800mらしく、いい馬が揃っていた。
ゴール前は5頭横一線の入線。
内からサトノネプチューンがわずかに先着したが、
ラルプデュエズもタイム差なしの5着と内容は悪くなかった。
道中はスムーズに流れに乗れていたが、
ラスト2Fのところでスパートに入るのがやや遅れた分だけ、先着を許してしまった。
1000m通過が65.3秒と極端なスローだったので、
今回はその適応力の差が出た印象。
ただ、ケツから追い込んで2着まで来たダービーフィズが一番強いかも。


◇東京9R:六社特別/大外からサトノギャラントのノリスペが炸裂
オコレマルーナの成長が楽しみだったのだが、今ひとつ弾け切れずに3着。
東京のマイルはベスト条件と思えただけに、物足りない結果だった。
サトノギャラントの大外一気はお見事。
バックストレッチでは観衆のタメ息が聞こえてきたくらい離されていたのにw



●10月9日
◇京都11R:デイリー杯2歳S(G2)/テイエムイナズマ荒削りながらも快勝
出負け気味のスタートから、バックストレッチで一気に先頭を奪ってそのまま押し切り。
なかなか荒削りながらも能力を感じさせる勝ちっぷりだった。
前走もタイミングこそ違えど後ろから一気にポジションを押し上げる形で勝っていたし。
その時に手綱を取っていたのが、2着クラウンレガーロの幸さん。
絶好のポジションから追い出しにかかったのだが、
あれで残られるのだから勝ち馬が強かったとしか。

ブラックタイド産駒としては初めての重賞勝ち。
入線後に池添謙一を落とすオルフェーヴルばりの気難しさも手伝って、
個性派としての活躍が期待できそう。
あとマイネルエテルネルは距離のメドが立ってよかったのでは。


◇京都3R:2歳新馬/ノボリディアーナがカレンチャンの妹を並ぶ間もなく差し切る
注目はプランタンビジューに集まったが、
それを外から差し切ったノボリディアーナこれなかなか強いんじゃないですか。
フレンチデピュティ×サンデーサイレンスなら重賞でも格負けしない底力がどうのこうの。



|TOPICS
◇池添謙一がJRA通算800勝
G1勝利数ほど勝っていないイメージがあるけど、
それでも通算800勝は立派すなあ。まだデビューから15年も経ってないでしょ?
まだまだ生意気なキャラは変わりませんが、
関係者から厚い信頼を寄せられるのもよくわかります。


◇障害戦で負傷のホクトスルタン予後不良..
障害戦のレース中に負傷し、予後不良の診断が下ったとのこと..
ガックリきていたが、
「予後不良=安楽死」ではないという指摘があり、
もしかしたら治療にあたっているかもしれないという話も。
もう少しだけ様子を..望みは限りなく薄いだろうけど。


◇南部杯はエスポワールシチーが圧倒的人気に応えて優勝
弱メンに加え最大の対抗勢力のはずだったナムラタイタンが発馬直後に落馬競走中止と、
色々と恵まれた面はあったが全盛期を思わせる強さで勝利。
南部杯は2010年にブリーダーズCの前哨戦として使ったらオーロマイスターにやられた印象が強く、
どちらかといえば「鬼門」のイメージだったが、
その前年にはサクセスブロッケンらを完封し勝利しておりこれが2勝目。
年末のJCダートでは若い世代との対決が待っているだろうが、
まだまだ簡単には世代交代は許さないことだろう。



|MEMO
・サクラアルディート幸さん騎乗で清滝特別を制す。良血開花か。
・キングブレイク圧倒的人気を裏切る。先行する形じゃないとダメか。
・シャドウパーティーの復帰戦は2着。外を回された分の差。そしてピンナの内斜行。
・阪神で新馬戦を見たタガノミューチャンがサフラン賞も勝って2連勝とな!
・多摩川特別を勝ったマスクトヒーロー。まだ底を見せておらず先が楽しみ。
・オクトーバーSはムスカテール。瞬発力に磨きがかかってきた。
・シャンボールフィズ2勝目ならず..いい手応えで直線に向いたが最後はバッタリ。
・円山特別で3着だったナガラオリオン。見せ場は十分で休み明け2走目の次は。
・アルゴリズムは東京が合わんのかな。テレビ静岡賞で人気を背負うも4着どまり。
・カレンバッドボーイが伸び悩んでいる。次が正念場か。
・バーバラっていい名前。未勝利→500万下を2連勝。速さを前面に押し出した勝ちっぷり。