ちょっと遅くなったけど。

●9月30日
◇中山11R スプリンターズS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【スプリンターズS予想】◎ロードカナロア
【投資:1,000円 回収:2,550円馬連◎▲510円×500

■馬券
120930_NKY11


<ラップタイム>
12.0 - 10.1 - 10.6 - 11.2 - 11.3 - 11.5

前半3F32.7-後半3F34.0秒。
テンからしっかり脚を使わされる展開になれば、
穴党サイドさんが狙っていた位置取りゲーにはならない。
たぶんダッシャーゴーゴーはラビット的な扱いだったんだろう。

結果、ロードカナロア→カレンチャンの順当順当アンド順当な決着。
定石通りにセントウルSを叩いて上昇カーブを描いていたカレンチャンもさすがだが、
ロードカナロアもしっかりお釣りを残していたのはお見事としか。
前哨戦で厳しいペースを経験しておけたのも、たぶん効いたはず。



本当に素晴らしいスプリンター。
まずスタートが鬼のように上手い。
ほとんど手綱を押すことなく、鞍上の意図したポジションが取れる。
それゆえ短距離戦でありがちな不利を被るリスクが解消されるし、
序盤に無理せずに済むことで最後の決め脚がよりパンチの効いたものになる。

展開次第で前にも行けるし、
ペースが速いようなら控えて末脚勝負に出ても負けない。
だから崩れない。通算【7.4.1.0】。

来年いっぱい、スプリント界の鉄板キャラとして君臨してくれれば、
短距離路線の歴史も変わりそうなものだが。
久々に、純粋に「強さ」に魅力を感じさせてくれる馬。
もっともっとタイトルを積み重ねられるだけの器だし、
ここは通過点としてさらなる活躍を見せてほしい。



カレンチャンも立派な2着。
ハイペースを自ら動いて勝ちに行く内容は女王に相応しいものだったし、
この敗戦が彼女の価値に与えるものは、
プラスでこそあれマイナスにはなるまい。
もしかしたらこのまま繁殖に上がるかもしれないが、
愛らしい名前や容姿と共に、その強さは永く印象に残るものとなるだろう。



あとは簡単に。

●3着 ドリームバレンチノ
上位2頭が前を潰した後、馬群を破って脚を伸ばしてきた。
多少は恵まれた部分もあったとはいえ、
G1で馬券になるまで出世したんだから。

●4着 エピセアローム
中団から外を回って脚を伸ばす。
やれる限りのことはやっている。適性はドンピシャ。
「次はスミヨンでスワンS」とかならんことを願ってる。

●8着 パドトロワ
積極的なレース運びだったが、最後は失速。
まだまだスピードは通用するし、悲観することはなかろう。

●12着 マジンプロスパー
なぜか逃げ馬認定されつつあるが、
本来は好位でレースができる馬。立て直してまた来年。

●13着 サンダルフォン
これで引退らしい。お疲れ様でした。
酒井学との名コンビは忘れない。

●16着 ダッシャーゴーゴー
ラビットおつ。力負けじゃないよ決して。