11月27日
◇東京10R ジャパンC
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【2011単複馬券#120・再/ジャパンC予想】◎ブエナビスタ
【投資:1,500円 回収:3,100円=単勝◎340円×500+複勝◎140円×1000

■馬券
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まさかの降着処分を受けてからちょうど1年。
その後も勝ち星に見放され、天皇賞では国内で初めて複勝圏をも外す4着。
鳴り物入りで来日した凱旋門賞馬デインドリームの存在もあり、
デビューから続いていた単勝1番人気での出走も国内20戦目にして途切れることとなった。

◎ブエナビスタ、雪辱の勝利。

同じく前走で悔しい思いを強いられた岩田康誠を背に、
因縁のローズキングダムの前に残っていた進路をすかさず確保。
天皇賞馬トーセンジョーダンとのマッチレースを外から差し切り、
「獲れていたはずの」ジャパンCのタイトルを1年遅れで手にすることができた。

鞍上もナイスライドだった。
中団インは絶好のポジションであると同時に、
天皇賞と同じく行き場を失くしかねない場所でもあっただけに、
汚名を返上するには絶好のシチュエーションだった。

これで6つ目のGIタイトルを手にしたとともに、
父スペシャルウィークとの親子制覇を達成。
シンボリルドルフ−トウカイテイオー以来二例目となる、偉大な記録を打ち立てた。



だが、その一方で、昨秋ほどのインパクトが感じられなかったのも確か。
あの位置取り、この展開であればもう少し突き抜けた脚が使えなかったものか。
上がり3Fはメンバー最速の33.9秒ではあるものの、
もし外枠を引いていたりしたらあるいは...と思わせる結果だった。
結果には結びつかなかったものの、
昨年のジャパンCや有馬記念の方が「強い!」と感じさせてものだ。

確実にピークアウトを迎えつつある女王が、
最後に輝きを放ったレースとして記憶に留められることになるのかもしれない。

たぶん有馬記念では三冠馬の方が勝つんじゃなかろうかと。



あとは簡単に。

◇2着 トーセンジョーダン
天皇賞とは全然質の違うレースになりながらも結果を残す。
大外枠では厳しいかと思いきや、
思い切った先行策で距離のロスを防ぐことに成功。
先入観に捕らわれない、テン乗りならではの好騎乗。

◇3着 ジャガーメイル
弱メンの京都大賞典で雑な競馬をして4着に終わっていたのがいい煙幕だったか。
人気はガタ落ちだったが、昨年も小差の4着だったようにこの舞台は向く。

◇4着 トレイルブレイザー
武豊は精一杯の騎乗をしている。
これで勝てないのは乗っている馬の力量差。残念ながら。

◇5着 ウインバリアシオン
スローを嫌った安藤勝己が思い切ったマクリを打った。
それなりにリスクの高い戦法だったが、最後まで踏ん張っている。
この一戦だけで世代間のレベルを計るのはどうかとも思うが、
少なくともオルフェーヴルの力を示すひとつの根拠にはなるかな。

◇6着 デインドリーム
鳴り物入りで来日の凱旋門賞馬だったが、
出遅れもあってスムーズさを欠くレースになってしまった。
ブエナビスタと同じくらいの位置で追い比べになっていたら、
もっと冷や汗をかかされる展開になっていたか。

◇8着 エイシンフラッシュ
外枠ながらうまく内に潜り込めたのだが、
切れ味優先の展開だとどうしても後れを取りがち。
昨年の日本ダービーは例外と考えた方がよさそう。
あと、やっぱり秋は相性が良くないのかも。たまたまかもしれんが。

◇9着 ローズキングダム
勝ち馬に前をカットされるシーンもあったが、
それはそもそも脚色が劣勢だったからであって。
得意なはずのヨーイドンで勝負にならなかったとなると、
ちょっと前途は厳しいものが...

◇11着 トゥザグローリー
坂を上るまで見せ場はあったのだが、そこから失速。
天皇賞からの上積みも含め期待は大きかったのだが...
力みがあったとのことで、やはり2000m前後が適距離なのかも。

◇13着 ヴィクトワールピサ
出遅れ最後方から。
ドバイの時と同じく向こう正面からマクるかと思いきや、
何もできないまま終了。
やはり度重なるアクシデントから立て直すのは難しかったか。
有馬記念どうするんだろう。
このまま引っ込めてしまった方がいいようにも思うが...

◇16着 ペルーサ
何しとんねん。どこも傷めてなければいいのだが...
ただ走る気を失くしただけみたいに鞍上は話していたらしいが、
それはそれでますます厄介な気も。