<騎手別成績一覧> ※JRA Club A-PATより
岩田康誠 購入:12,000円 払戻:3,600円 回収率:30%

ご覧の通り相性最悪の岩田さんを、今週は買わなければならないようです...
ジャパンCはブエナビスタの逆襲でしょー。
「太めが残ってる」、「調教で動かない」と不安がささやかれた天皇賞は、
単勝1番人気とはいえこれまでとは違い2.8倍と「灰色」のジャッジ。
結果的には4着と、その評価は間違いではなかったのだが、
直線でまともに行き場を失くす痛恨の不利があってのもの。
また、レコードを誘発するハイペースを好位で追走しながらも、
最後は末脚を伸ばしており、決して力の衰えを感じさせるものではなかった。

すっかり勝ち運から見放されてしまった。
昨年のジャパンCでの降着をキッカケに、
有馬記念でハナ差負け、ヴィクトリアマイル、宝塚記念でも末脚届かず2着。

自身もしっかりと力は出しているものの、
適性や展開の差で結果が伴わないその姿は、
8戦全勝を成し遂げた翌年秋のテイエムオペラオーを思い起こさせる。
アグネスデジタル、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ...
次々と襲い掛かる新しいチャレンジャーを相手に意地を見せるも、
最後は一つのタイトルも取れないままに終戦を迎えた。



だが、それも10年も前の話。
近年は「天皇賞で力を出せずに終わった有力馬がジャパンCで巻き返し」がトレンド。
武豊→C.ルメールの電撃スイッチが話題となった2年前は、
ウオッカがオウケンブルースリとのマッチレースを制して復活。
さらにその2年前は、
天皇賞で「大外で挟まる」という痛恨の不利を受けたアドマイヤムーンが、
今度はラチ沿いをスルスルと抜ける奇襲で巻き返しに成功。

当時の鞍上が岩田だった。

同じ松田博資厩舎からの起用、
下手をすれば降板もやむを得なかったはずの前走の汚名を返上すべく、
闘志を燃やしているはずだ。
全国リーディング首位の実力を、今こそ見せてほしいもの。



馬の方は、休み明けをひと叩きされて恐らく上昇カーブを描いているはず。
東京2400m、ジャパンCは昨年ローズキングダムとヴィクトワールピサを一瞬にして切り裂いた舞台。
岩田と同じく、「負けられない」と雪辱に燃えていることだろう。