すっかり遅くなってしまいましたが、備忘録程度に。

そういえば凱旋門賞は残念でしたね。
ヒルノダムール、ナカヤマフェスタともに完敗。
それぞれ前哨戦をひと叩きされての参戦で、
臨戦過程としては悪くない状況でしたし、
それぞれパワーを要する欧州の馬場に対しても適性がありそうで、
特にナカヤマフェスタは昨年2着と健闘した実績もあり、
勝てずとも善戦くらいは期待されたのですが...

わかってはいますけれども、勝ちづらいレースです。凱旋門賞。
10月1日
●阪神
・5R/2歳新馬
矢作芳人厩舎=サンデーレーシングという新鮮なチームが送り出す大物。
それがディープブリランテ
噂にたがわぬ強さで5馬身差の圧勝でデビューを果たした。
開業当時、「社台の馬を引き継ぐことができなかったのはマイナスだった」と、
自著『開成調教師』で振り返っていた師だが、
今や自らの実績と手腕で日本一の馬主からの預託を勝ち取るところまで歩を進めた。
ディープブリランテが、その象徴的な存在になりそうな予感。
(※もちろん、この馬が社台系の初の委託馬でないことは知ってますよ)

・11R/シリウスS
ヤマニンキングリーがダートで復活。
やや空洞化の目立つダート界で、
メンバー的に恵まれた部分もあったとはいえ、
初の試みで結果を出すあたりはさすがアグネスデジタルの産駒なのかなと。
それ以上に、河内洋厩舎=武豊ラインで重賞を勝ったのが感慨深い。


●中山
・11R/韓国馬事会杯
軽く重賞みたいなメンバーでしたが、
中山無双の4歳馬ダイワファルコンが快勝。
骨折休養明けのリルダヴァルは3着。
かなりハードなローテーションで走っていたので、
このブランクがいい充電期間になっていれば。


●札幌
・11R/札幌2歳S
好位でうまく流れに乗ったグランデッツァの完勝だったが、
4角ほぼ最後方から馬群を破って差を詰めた◎ゴールドシップの能力もかなりのもの。
あまりこういう言い方はしたくないけれども、「負けて強し」とはまさにこのこと。
広いコースでぜひ巻き返しを期待したい。



10月2日
●阪神
・2R/2歳未勝利
オリービンが2戦目で順当に勝ち上がったが、
どうにも食わせ物の感が強くあくまで疑いの目を向けておきたい。

・5R/2歳新馬
武豊騎乗で圧倒的人気を背負ったドントゥリバーレが差し切り。
中竹和也厩舎の外国産馬で、いかにも早い時期の活躍が期待されるタイプ。

・10R/道頓堀S
久々で降級のフラガラッハが力の違いを見せつけた。
出遅れたが慌てず騒がず、涼しげに大外一気を決めた。
このゲートのせいで、オープンでは苦戦を強いられているが...改善の余地があれば。

・11R/ポートアイランドS
阪神に居残りだった岩田康誠のショウリュウムーンが、
狭い馬群をこじ開けて差し切り勝ち。
休み前に安田記念でも接戦を演じていたクレバートウショウは伸びを欠き4着。
相手が楽になり、人気を背負うと待っている落とし穴。あるある。

・12R/3歳上1000万下
エーシンビートロンとの一騎打ちムードをトラバントが制す。
前走で食い下がった相手がウィキマジックでは、さすがにここでは力量上位。


●中山
・9R/芙蓉S
昨年ホエールキャプチャとオルフェーヴルがワンツーを決めるなど、
やたらと出世レース化が著しいレース。
スプリンターズSと同日に行われるようになって、
有力厩舎が強い馬を送り込みやすくなったのかもともっともらしいことを言うてみる。
サウンドオブハートの一瞬の脚は、
いかにもアグネスタキオン産駒らしいものだった。
21世紀も10年が経過したこの時代に、
ターファイトクラブの勝負服などミスマッチでしかないが、強いものは強い。
大きく育て。

・11R/スプリンターズS
忙しくても別掲。ああ書くさ!


●札幌
・7R/3歳上500万下
リーサムハーツってどこかで聞いたことあるなと思ったら、
武豊が乗りこなせなかった韋駄天じゃないかw
元来、500万下ではスピードが一枚上だと言わんばかりに快勝。


【Weekly Valuable Jockey】
・池添謙一[12]/3週連続重賞勝ち、秋季GI開幕戦も制しますます好調。
・武豊[7]/ヤマニンキングリーでシリウスSを勝利。すっかり好配メーカーですね。
・秋山真一郎[4]/グランデッツァで札幌2歳S優勝。果たしていつまで乗れるか...
・岩田康誠[13]/お留守番の日曜阪神でメインを勝つなど、久々に5勝の固め打ち。
・小牧太[5]/こちらも土日で4勝と気を吐く。
・北村宏司[3]/時に確変を起こす「ヒロットーリ」。土曜中山でメイン含む4勝。