きのうの続き。

サクラバクシンオーとタイキシャトルの共通点。
それは、「スプリンターズSを単勝1倍台の支持に応えて勝っている」ということ。
まさに昨日書いた「絶対性」の現れ。
タイキシャトルが勝った98年以降、上記の基準を満たした馬はいない。
それに最も近づいたのが05年サイレントウィットネス(2倍ちょうど)というのも皮肉な話。

なぜ、スプリント界に絶対王者は育たないのか。
たとえば09年に高松宮記念と共に春秋連覇を達成したローレルゲレイロなど、
それまでの実績なども含めて十分に王者として君臨できそうだったはずが、
スプリンターズSでは単勝6番人気に甘んじていた。

原因はハッキリしていて、
その後の安田記念で15着(まあこれは仕方ないにしても)、セントウルSでも14着と大敗。
いかに春のタイトルホースであっても、
直前のステップレースで大きく崩れていては信頼などできるはずもなく。

はい、ここが今回のポイントなんですけど、
結局、今のスプリント戦線の番組って、
春も秋もシーズン序盤にGIが設定されていて、
必然的にそのステップレースが厳冬期だったり真夏に行われるわけです。

これで、ステップレースからビッシビシに仕上げてこいとか無茶ちゃいますかと。
連戦連勝でGIもG2も全部勝てとか...
ただでさえ、スプリント戦は消耗が激しいと聞くのに。

なおかつ、目標になるレースはさっさと終わるし、
マイルに挑戦するにはローテ的に中途半端な間隔が。

もちろん、馬そのもののポテンシャルによる部分も大きかったとはいえ、
以前のローテーションならもう少し違う芽が出ていたかもしれないなと。
特にデュランダルとかスリープレスナイトとか、
故障に泣かされた馬に関してはそう思う。

スプリント戦でGIシリーズが開幕する番組に改編された2000年は、
最後の絶対王者タイキシャトルがターフを去った年でもある。

ここで時代の分岐点が生まれたのは、ただの偶然とは思えない。