4月3日
◇阪神11R 大阪杯
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【大阪杯予想[単複馬券候補]】◎ダノンシャンティ
【投資:1,500円 回収:0円】

■馬券
110403HSN11_1

110403HSN11_2


震災の影響で関東圏の競馬場が使えず、
三冠候補だった牝馬が骨折するなど暗いムードの漂う競馬界だが、
彼らがいる限り、胸の熱くなるレースが見られそう。
史上最強級4歳勢の力強い走りには、
「心配するな」というメッセージが込められていたように感じられた。

前半1000m通過が59.3秒。
その後も緩みなく11秒台中盤のラップが続き、
スタートからゴールまで緊迫感が続く、非常に見応えあるレースだった。
阪神2000mは脚質による有利不利が生じにくいコースだが、
今回もその例に漏れず、全馬が力を発揮しやすい条件となった。

○ヒルノダムールが念願の重賞初勝利。
若駒Sでルーラーシップを一蹴しスターダムに乗ったかに思えたが、
その後は惜敗のオンパレード。
今回は、コンスタントに使われている臨戦過程面でのアドバンテージ、
そして同世代のライバルに比べて2キロ軽い斤量。
最大のチャンスが到来していたわけだが、
見事にそれを活かしてみせた。ギリギリ、ハナ差でw

それだけゴール前の脚はダークシャドウが際立っていた。
土曜に重賞を2勝していた福永祐一の騎乗とはいえ、
1000万下を勝ったばかりでは空気も同然の扱いだったが、
この激走で「ユーイチ恐るべし」を遅ればせながら認識させられた。
もっとも、格上挑戦とはいえ昨秋のセントライト記念で5着と、
重賞でもそこそこやれる素地はあった。
4歳世代のレベルの高さを考えれば、印くらいは回せなかったものかと反省。

昨秋はすっかり存在感が薄れてしまった☆エイシンフラッシュ
日本ダービー馬に対してこの表現は失礼かもしれないが、ここで3着なら及第点だろう。
春の最大目標は宝塚記念と聞くが、
とりあえず上積みは期待してよさそう。

◎ダノンシャンティは京都記念の時に比べだいぶ内容に進境があった。
パドックから返し馬にかけても、爆発しそうな気性をどうにかオブラートに包みながら。
レースでもギリギリ折り合いはつけることができた。

しかし、ポジションが離れた最後方てのはこれいかにwww

ラスト3Fでひっくり返しにかかる安藤勝己の壮大な計画は、
ゴール前で惜しくも届かず4着に終わった。
59kgの影響かも、と鞍上が語っていたように、
直線で内にモタれた分だけ届かなかった印象。
逆に言えば、スムーズに追えてさえいれば、
これだけのメンバーを直線だけでブチ抜けていたかもしれない。
改めて、秘めたポテンシャルの高さに震えると同時に、
もう少しどうにかならんものかと頭を抱えさせられた。

この馬は「キンシャサノキセキのマイル版」。
若いうちはあふれる才能を自らコントロールできず、
不発に終わることも多かろうが、
大人になったらきっと今以上に凄い馬になるはず。
だからマツクニ厩舎は絶対に絶対に、簡単には引退させるな。

とりあえず英国遠征が白紙に戻されそう、というのは朗報。
さあ、行こうぜ安田記念。
何の制約もなく、己のスピードを爆発させられる舞台へ。



●5着 △キャプテントゥーレ
正直、このペースで引っ張ってあそこまで粘ったのは驚き。
弱メンのG2で、立ち回りの巧さだけで粘り込むキャラだと思っていたのに。

●6着 △タッチミーノット
重賞初挑戦ながら、差のないところまで走れている。
どんどん良くなってきそう。

●8着 リディル
このペースでも序盤行きたがっており、距離に課題が。
マイル戦線なら重賞でも、と言いたいところだが、
復帰後はさほどいいパフォーマンスを見られておらず...

●9着 ▲ドリームジャーニー
発馬直後に挟まれリズムを崩した印象。
馬体もプラス8キロと数字の上ではやや余裕があったようで、
まだまだ見限るのは早計。
ただ、いくら個性派とはいえG2でここまで負けるのは久々(マイラーズC以来?)で、
さすがにちょっとピークアウトに差し掛かりつつあるのかも。