はざまの世界までやってきた。

ところで、ドラクエ6のシナリオにおいて、
最も盛り上がる場面はどこなんでしょうね?

いろいろと意見はあると思いますけど、
個人的には現実世界のライフコッドで主人公の実体と対面するシーンかと。
ムドーを倒してからの旅の目的が、これでしたからね。
見慣れたマップの「山肌の道」を見つけ、
そしてランドに絡まれる主人公に会った瞬間は、
何とも言えない高揚感を覚えたものだ。

そして、強力な魔物による村の襲撃。

精神体との融合を拒む主人公だが、
ターニアを守るためひとつになることを決意。

でもってライデインを思い出すという微妙なグレードアップを果たし、
(※ハッサンのせいけんづきに比べればインパクトが小さい)
まおうのつかいを一蹴する。

と、ここまではシリアスな感じでかっこいい。

だが、せっかく実体を取り戻したというのに、
どうにも「やったった感」が得られないのはなぜか。
理由は2つ思い当たる。
ひとつはテンションだだ下がりのターニアのセリフを聞かされたことと、
もうひとつは「記憶が戻った」といっても所詮プレイヤーである我々には、
そんな実感が持てないことだろう。

このぬか喜び感。

ぬか喜びといえば「5」の専売特許で、
「グランバニアに戻った→王様になった→奥さんさらわれる」などその真骨頂だが、
こちらはほんの短期間であるとはいえ達成感を味わえる。
・・だからこそ暗転の瞬間は非常にガッカリ来るのだが。

----------
せっかく見つけた主人公の実体なのに、
得られた手応えが今ひとつしょぼいというのが盛り上がりに欠ける。
そもそも「6」の舞台設定が、
夢の世界と現実の世界を行き来するというファンタジー要素の強いものだけに、
感情を移入するのは難しいのかもしれない。

シナリオに没頭するよりも、
謎解きに知恵を絞ったり、
転職システムを駆使してオリジナルのパーティを作る戦略性を楽しむのが、
「6」を遊ぶたしなみなのかもしれない。