■ヴィクトワールピサ 武豊と凱旋門賞に挑戦(スポニチ)
皐月賞馬ヴィクトワールピサ(牡3=角居)はスポニチ本紙既報通り、
10月3日フランスのロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞に挑戦することが決まった。
3歳の日本調教馬による挑戦は初めてとなる。
デビュー戦から騎乗し同馬で4勝を挙げている武豊(41=栗東・フリー)が手綱を取ることも明らかになった。

ヴィクトワールピサは現在、
日本ダービー(3着)での疲れを癒やすため宮城県山元トレセンで静養し、大一番に備えている。
今後は国内での検疫を経て、
前哨戦のニエユ賞(9月12日、仏ロンシャン)をステップレースとし、本番に臨む予定。
帰国後はジャパンC(11月28日、東京)に向かうもよう。

日本馬は凱旋門賞に過去8頭が挑戦。
99年エルコンドルパサーの2着が最高成績。
同レースは過去10年で負担重量56キロの3歳馬(4歳以上は59・5キロ、牝馬1・5キロ減)が7頭優勝しており、
ヴィクトワールピサの挑戦は、日本競馬界の悲願達成に向けて注目を集めそうだ。

▼武豊 凄くうれしい。胸を張っていける馬だし、僕も万全の状態で挑みたい。ビッグチャンスを頂いたので、いい結果を出したい。


行くと決まったからには精一杯がんばってほしいですね。
パワーのいる馬場は適性がありますし、精神的にもどっしりしている馬。
悪くないキャスティングだと思います。
3歳馬による海外遠征は楽ではないでしょうけど、
前哨戦を使うなどじっくり滞在する予定なら環境にも順応しやすそう。

武豊にとっても、何よりも励みになる報せだろう。
3月の落馬負傷以降、戦列を離れてかれこれ3ヶ月。
先の目標や楽しみがないとモチベーションを保つのが難しいだけに、
秋に再び世界最高峰の舞台に挑むチャンスが待っていることで、
気持ちにもハリが出てくるに違いない。
聞けば阪神最終週あたりにも復帰できるかもしれないとのこと。
再スタートを切る日が今から楽しみだ。

もっとも武豊くらいのプロフェッショナルであれば、
先に目標がなくてもモチベーションは維持できる精神力を持っているでしょうけど。
その辺は見習わないと。本当にね。

6月26日
●阪神1R:3歳未勝利
そういえばこんな馬いたな・・
アドマイヤサンデーの仔ヴェラブランカが約1年ぶりの実戦で初勝利。
新馬戦で人気を集めながら惨敗し、
以降は長く休養を余儀なくされていた。
再出発はクロフネ産駒らしくダートから。
さすがに器が違うと言わんばかりの圧勝でした。


●阪神4R:2歳新馬
今週の阪神では「ホーマン軍団」が新馬で活躍したが、
その先陣を切ったのがホーマンフリップ
単勝1.8倍の支持が示す通り、前評判が高かった一頭。
まずは幸先のよいスタートが切れて陣営もほっとひと息だろう。


●阪神7R:3歳上500万下
1000万下で善戦していたイタリアンレッドだったが、
豪雨に見舞われ何とブービーの7着に大敗。
圧倒的人気に支持されていたが、よもやの結果となってしまった。

勝ったロイヤルネックレスは前走でお世話になった馬。
どうやら道悪適性もバッチリだったようで。


●阪神9R:京橋特別
とりあえず「降級馬を狙え」と心がけているものの、その中での取捨も難しいもので。
ここのヤマニンウイスカーなんて絶好の狙い目だと思いきや、
坂を上がったところあたりでシナシナと失速し5着。
もともと詰めの甘い馬ではあるが、ちょっと予期せぬ負け方だった。
休み明けというのはやはりリスクがあるのかな。


●阪神11R:生田特別
3歳馬パントクラトールが快勝。
降級の古馬相手で6番人気と評価は高くなかったが、
よほどの道悪巧者なのだろう、直線で一気に突き抜け6馬身差の圧勝である。
まさに水を得た魚と言わんばかりの躍動感だった。
当然、次は1000万下だが良馬場となると・・?


●福島5R:2歳新馬
先週のシュプリームギフトは残念ながら敗れたが、
2週目でディープインパクト産駒が初勝利を挙げた。
国枝栄厩舎のサイレントソニック
何かカッコいい名前。
というか全国のダビスタユーザーが一度は命名してそうなベタさw


●福島11R:テレビユー福島賞
2走前に目覚めの2着があったショウナンアルバだが、
とうとうあの共同通信杯以来の勝ち星を挙げた。
これは全国の、燃え尽きたウォーエンブレム産駒に勇気を与えたに違いない。
かといってサマースプリントシリーズにちょいちょい出て来られても面倒だがw


●函館9R:竜飛崎特別
3歳馬エアウルフに注目していたが、
中山の伏竜Sの負けっぷりから小回りへの適性が心配だった。
どうにか2着は確保したものの、
ベルモントガリバーにはあっさり差されての完敗だった。
もっとも相手は準OP4着からの降級。
ちょっと強すぎたのかもしれない。



6月27日
●阪神4R:2歳新馬
日曜のホーマン軍団はダート1200mで勝ち上がり。
ホーマンルッツが8馬身差の圧勝で初陣を飾った。
2頭ともフジキセキの産駒で、安田隆行厩舎の所属。
この組合せは昨年のシンメイフジと同じで、
今後は小倉・新潟の2歳Sを標的にしてくることだろう。
とりあえずダリア賞あたりは鉄板かw


●阪神8R:和田岬特別
降級初戦であっさりとジョーメテオが勝利。
前走の敗因は出負けして追っ付けた分、最後に失速してしまった。
それだけにうまく流れに乗れるかがポイントだったが・・
大外枠というのも好条件だった。
ハイペースとはいえこの馬場で1:46.8というタイムも優秀。


●阪神9R:垂水S
アドマイヤメジャーはさすがに準OPでは力が違うようで。
悠々と後方を追走し、
手応え十分のまま4角を回ると、大外から突き抜けて2馬身半差。
相手も、重賞戦線にいたミッキーペトラ、ナリタクリスタル、キングストリートだし、
事実上のオープン特別勝ちくらいに認識していいかも。

夏競馬を使われるのか、それとも秋まで充電かはわからないけれど、
いずれにせよこれからが期待できる勝ちっぷりだった。


●阪神11R:皆生特別
本当ならこのレースの回顧でひとつエントリ立ててもいいんですけどねw
それだけ1000万下のダート短距離にはうるさい私・・

とりあえずマルブツサクラオーに、
この強力メンバーをまとめて負かせるポテンシャルがあるとは思わんかった。
しかも、好位に控えて差し切るという味なマネをするとはけしからんw
このところキレイなテレンコ傾向で、
今回は走る番だったとはいえ驚かされた。
取捨のタイミングをわかっているようでわかっていなかった馬だけに、
勝ち抜けてくれたのはよかったのかも。

2着のスティールパスは出世が見込めそうな3歳馬。
持ったままで逃げるメイショウトリノの内に付け、
早め先頭から押し切ってしまおうかという勢いだった。

出てくるたびにカモ扱いできそうなワールドワイドが3着確保。
今回はうまく流れに乗れたほうだと思うが、
早めに外からフタをされたせいで内を狙う形に。
それでややスムーズさを欠いた分、伸び切れなかった。

シャアは出遅れがすべて。
上がりのかかる展開で何とか4着までは追込んできたが・・
メイショウトリノは本当なら複で狙うかもしれなかったが、
この日の阪神ダートは差し馬にチャンスがある状態だったため自重。
実際、展開的に苦しいレースとなったが、
それでも掲示板には踏みとどまっており能力の片鱗は見せた。

トーセンピングスは内枠で行き切れなかった逃げ馬の典型的な負け方。


●福島5R:2歳新馬
国枝厩舎のディープインパクト産駒が連勝。
その名もヒラボクインパクト・・そ、そうですか。
あっ、お母さんはドリームカムカムなんですね。
これはちょっと愛着がわく。


●福島11R:テレビ福島オープン
アドマイヤオーラにしてみれば、やる気の出ない出張だったでしょうな・・
長期休養明け2戦目、不慣れな小回り、しかも雨。
それでもよく3着に頑張りましたよ。めげずに頑張れブエナビスタの兄!
・・そしてこんなところでひっそりワンツーを決める池江泰郎厩舎。

【Weekly Valuable Jockey】
・柴田善臣[4]/「忘れた頃に」宝塚記念をナカヤマフェスタで制しニヤリ。
・後藤浩輝[6]/土日で5勝。安田記念勝ち以降も好リズムが続く。
・池添謙一[6]/土曜メイン、新馬など3勝と気を吐く。
・藤田伸二[4]/函館2週目でマスターがメイン含む4勝。やはり逆らえません。
・水口優也[1]/初勝利おめでとう。これを機に躍進を。