現場限定スペシャルとして、
プレシーズン馬券を買いました。

■複勝マスターを目指しての練習
皐月賞馬券


どれか一頭でも圏内に来たらプラス、
あわよくば2頭でも入ってくれれば大満足的な布陣。
結果は・・ヒルノダムール一頭だけで280円、つまりガミw
まあ、被害を最小限に留めるのも賢い戦い方です。

4月18日
◇中山11R 皐月賞
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【皐月賞予想[参考]】◎ハンソデバンド

レースが終わった直後はこんなことを考えていた。

ヴィクトワールピサの岩田康誠は背負わなくてもいいリスクを背負った」。

わざわざ開くかわからないインを突くよりも、
安全策で外を回っても十分に勝てたのではないかと。
1馬身半という決定的な着差をつけての楽勝だっただけに、
なおさらそう思わせた。

だが、それは客観性に欠けた結果論であることに気づいてきた。

確かに岩田は意図的に内を狙っている。
包まれたというよりも、あえて馬群の中にポジションを取った。
それはもちろん、勝つためだろう。
テン乗りで、どれだけの脚を使えるかわからない状況で、
「外を回っても十分に勝てる」という計算が立つはずがない。
それよりも前走のレースぶりを見て証明されたのは、
「インを捌いてこられる器用さと気性の主」であること。

だったら内を突こうじゃないかというのは、
もしかしたら自然な判断だったのかもしれない。
ペースも平均的なラップで流れていたし、
どう見ても力不足のバーディバーディやサンディエゴシチーあたりがバテれば、
何らかの形で進路が開くという手応えもあったかも。

それにしても、ようやるわw
間違いなく武豊ならできなかった乗り方。良くも悪くもね。
危うく岩田に「勝ったけどクソ騎乗」のレッテルを貼りそうだったけれども、
結果的に好判断だったということにする。

とはいえ、外を回っていても勝ちは勝ち、だっただろう。
それだけ馬の能力が抜けていた。
展開不問の自在性が素晴らしい。
未経験だった平均ペースでも、いつもと変わらないパフォーマンスを見せた。
弥生賞→皐月賞連勝の快挙を成し遂げられるのも、
高いポテンシャルとともに条件を問わないのが大きな要因。

過去に弥生賞、皐月賞を連勝した名馬といえば、
シンボリルドルフ、アグネスタキオン、そしてディープインパクト。
どうしよう、もしかしてそういう馬になっちゃうの?

で、日本ダービーですが、どうやら武豊が乗る予定だそうですね。
元々は彼の馬だったわけですから、これには胸をなで下ろしています。

09年、屈辱に見舞われた天才が出会った希望。
ぜひ、再びコンビを組んで頂点を目指してほしいものです。

ええやん、岩田はルーラーシップがおるやん。
つーか岩田はこの馬を日本ダービーに連れていく義務があるやろw

と、そんなことを考えながら。
●2着 ○ヒルノダムール
若葉S敗戦のせいか、6番人気にまで評価を落としていたが、
こういう時の藤田伸二は恐いね。
しかも直線入り口で挟まれて、
追い出しのタイミングが遅れてのもの。
日本ダービーでも主力級と見ていいはずだ。

と同時に若葉Sを勝ったペルーサの評価が勝手にアップw


●3着 エイシンフラッシュ
桜花賞に続いて3着の伏兵はエイシン軍団。
京成杯以来という苦しいローテで評価を下げたが、
混戦の2着争いに割って入った。

いやー、正直なとこ弱メンの京成杯勝ちだけでは、
GIではとても用無しだと思っていたのですが。
やはり力関係の比較は難しいですね。


●4着 ローズキングダム
これが朝日杯勝ち馬の宿命なのか・・
どうしても3歳春には苦戦を余儀なくされる。
馬体も減っていて438kg。
もちろん陣営は日本ダービーでの巻き返しを期していることだろうが、
それはちょっと・・


●5着 アリゼオ
好位からうまく立ち回っての5着。
力を出し切っての結果でしょう。


●6着 ▲リルダヴァル
マイナス10kgでしっかり仕上げられた感じ。
注文通り好位から立ち回ったが、
最後の追い比べで伸びあぐねた。

よく考えたら瞬発力勝負しか経験がなかったわけで、
ヴィクトワールピサの不安要素だけを挙げておいてこの馬を買うのは失策だった。


●7着 ゲシュタルト
前にプレッシャーのかかる展開でよく踏ん張ってますね。
まあ、それだけですけど。

●9着 レーヴドリアン
きさらぎ賞の時もそうだったけど、ダッシュがつかんのよ。
マリオカートでスタート前にBボタン押しっ放しにしてた時みたいに。
東京なら買えるとか、そういう問題ではありません。
もっとトモに力がつけば変わってくると思いますけど。


●11着 エイシンアポロン
やっぱりガチな流れでの2000mになるとゴマカシが利かないようで。
本質的には1400〜1800mくらいが守備範囲なのでしょう。
かといってNHKマイルCで出番があるかというと、それもまた違う。


●17着 ネオヴァンドーム
春は厳しいかもしれないが、やがては伸びてきそうな素材。
長い目で見ましょうよ。


●18着 ◎ハンソデバンド
パドックからテンションが高めで、いかにも舞い上がってそうな感じでしたが・・
3番手の絶好位を追走も、4角手前から手応えが怪しくなり始めて失速。
結果的にヴィクトワールピサの進路を確保させるのに一役買っただけに終わる。

----------
日本ダービーではヴィクトワールピサ、ヒルノダムールは間違いなく優勝候補に挙げられるし、
さらにはペルーサや(NHKマイルCを勝っているであろう)ダノンシャンティとの激突が楽しみ。

いい皐月賞は、いい日本ダービーを作る。

紛れのない頂上決戦に今から期待したい。