◇阪神10R セントウルS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【セントウルS予想】◎スリープレスナイト

うーん、松岡正海のインタビュー動画どっかに落ちてへんかな・・

プラス22キロと明らかに余裕残しで出てきた◎スリープレスナイトに対して、
結果を求めるのは酷というものだろう。
まして斤量は57kg。
上村洋行も好発から控え気味に立ち回り、
いかにも本番に向けての試走という思惑が見て取れる騎乗だった。
それで2着を確保できたのだから、むしろさすがというべき。
定石通り、ひと叩きされスプリンターズS前には上昇カーブを描けることだろう。
レース後、引き上げる鞍上から笑みがこぼれていたのが、
手応えをつかめた何よりの証だろう。

ただ、新星アルティマトゥーレの登場には、心中穏やかではなかったか。
かつて上村も手綱を取ったことのある快速牝馬。
もしかしたらその時に、重賞戦線に躍り出る予感は抱いていたかもしれない。
それにしても優秀な勝ちっぷりだった。
大外枠ながら好発を決めて先行集団に取り付くと、
引っ張り切れないほどの手応えで先頭へ。
逃げるローレルゲレイロ、コスモベルを簡単に捕らえると、
そのまま追撃するスリープレスナイト以下を封じ込めた。

また強い5歳牝馬が現れた。

この馬のデビュー戦はなんとなく覚えている。
当時は母や弟と同じく栗東の森秀行厩舎に所属しており、
3戦で500万下まで勝ち上がり将来が期待されていた。
その後、長期休養があって大成は難しいかと思われたのだが・・

母エアトゥーレはどうやらかなりの名繁殖牝馬になりそうな予感。
ちなみに08年生まれの仔の父は・・

ディープインパクトです。
(うぉぉぉぉぉぉぉー!!)

・・・・・・
3着には11番人気の伏兵コスモベル
果敢にローレルゲレイロのハナを叩きにかかり、レースを盛り上げた。
昨年のこのレースで穴人気していたが、1年越しの好走。

カノヤザクラは後手に回って4着まで。
まさかサマーシリーズの優勝を意識して着を拾いにかかったとは思わないが、
課題のゲートに失敗した分、不本意な着順に甘んじた。
それでもシリーズ連覇は立派。
ただ、相棒の小牧太はサマージョッキーシリーズ優勝ならず。
こちらは秋山真一郎にWSJSの出場権を譲ることになった。

マルカフェニックススズカコーズウェイあたりはこんなもんか。
仮にスプリンターズSに回ったとしても、前との差を詰めるのは困難か。
また勢いが買われ3番人気に支持されたサンダルフォンも、
後方からの競馬となり7着に終わった。
上がりの脚そのものは悪くない数字なのだが、
このメンバーの重賞でコンスタントに走れるだけのポテンシャルは望めないか。

まったくいいところなく敗れたのがローレルゲレイロ
休み明けで59kgと苦しい条件が揃ってはいたが、
スプリンターズSは勢いが大事なレース。
大敗からの巻き返しは楽ではなさそうだ。