◆札幌9R キーンランドC
◎グランプリエンゼル

函館スプリントS圧勝のグランプリエンゼルは、とにかくレース内容にスキがない。
前走は軽量51kgを利して、ほぼ馬なりのまま好位を確保。
直線で後続が追い上げてきたところで鞍上がゴーサインを出すと、
反応良く後ろを突き放し、2着馬に1馬身半差をつける快勝。

あの内容なら重賞連覇は濃厚と見ていい。

前回と違うところといえば、相手関係と展開か。
とりあえず函館スプリントS組とは勝負付けは済んだと見る。
古豪牝馬ジョリーダンスやUHB杯勝ちのピサノパテックなどとは初対戦になるが、
枠順や脚質を考えれば恐れるに足らず。
注意したいのはビービーガルダンくらいだが、
こちらもひと頓挫明けで状態はどんなものか。

展開についても問題ない。
5枠のウエスタンビーナス、ゲットフルマークスあたりが馬群を先導すると思われるが、
前走は何もしないまま先行集団にくっついていけるダッシュ力を見せた。
あれなら少々ペースが上がっても戸惑うことはないはず。

条件的には引き続き51kgでまたも内枠(2枠4番)をゲット。
輸送に気を使った前走とは違い、
今回は短期放牧明けでじっくりと調整できていることから、
状態面ではさらなる上積みも期待できる。

大丈夫でしょう。


○ビービーガルダン
▲アポロドルチェ
☆タニノマティーニ

あとはアイビスSDでの追込みが鮮烈だったアポロドルチェ、
前走6着でまた人気が下がりそうなタニノマティーニあたりの一撃に注意。