◇阪神10R プロキオンS
■レース結果(netkeiba)
予想エントリ:【プロキオンS予想】◎トーホウドルチェ

今年も「外枠有利」は変わらず。
6、7、8枠の鮮やかなワンツースリーフィニッシュで、
その「神話」の堅牢さはますます磨きが掛かるばかりだ。

原因を考えてみました。

ひとつはすでに定説となりつつありますが、
揉まれず、砂を被らずに進めながら、
コーナーが少ないため距離損が少ないというコース設計。
私自身、条件戦を予想する際も、
まず外枠にどの馬が入ったかを確認するようにしている程です。

そしてもうひとつは・・
あぁこれを言ってしまうとどうしようもないのですが、
なぜか人気馬がことごとく外枠をゲットしてしまうという偶然。
もはや「外枠が有利」なのではなく、
たまたま「外枠に強い馬が入っているだけ」なのではないかと思う程。

もちろんこれは冗談で、
昨年の勝ち馬ヴァンクルタテヤマなんかは、
いかにも枠のアドバンテージを活かした勝ち方だったと思いますが、
来年あたりは内枠に人気馬が集中なんてシチュエーションも見てみたいかなと。
それでどんな結果になるかが楽しみ。

・・・・・・
勝ったランザローテは外から好位で流れに乗る、教科書通りの戦法で勝利。
直線の叩き合いでトーホウドルチェをねじ伏せ、
かつ実績上位のバンブーエールを寄せ付けなかった。
1年8ヶ月にも及ぶブランクを経験しながら再起を果たしての初重賞制覇。
苦難を乗り越えての勝利は、
武豊の好騎乗、池江泰寿厩舎の層の厚さと合わせて称賛に値する。

GI馬バンブーエールを押しのけ1番人気に支持された◎トーホウドルチェが2着。
前走同様、素晴らしいスタートを決め2番手につける内容はカンペキだった。
マッチレースの末に敗れたが、
「これで負けたら仕方ない」と和田竜二も振り返ったように、いいレースができていた。

バンブーエールは4角で鞍上の手が動きはじめ、
そのまま失速かとも思わされたがどうにか3着を確保。
4着以下は引き離しているので意地は見せられたが、
またしてもJRAの重賞勝ちはならず。

・・・・・・
あとは初ダートのタマモホットプレイが5着と健闘。
さすがに往年の力は望めなくなってきたかというところで、
前走の京王杯SCに続いて掲示板を確保するとは、本当に頭の下がる思いだ。