■石山繁騎手引退(ラジニケ)
石山繁騎手(栗東・浜田光正厩舎)が、
平成21年2月28日付けで騎手を引退することが決まった。
石山騎手は平成19年の2月24日に阪神競馬場で行われた障害レースに出走し、落馬負傷。
そのあと療養していた。
通算成績(平成21年2月9日現在、中央のみ)は2015戦92勝。
重賞は2000年の報知杯4歳牝馬特別(サイコーキララ)、
2005年の小倉サマージャンプ(フミノトキメキ)の2勝を挙げている。


・・この件については本来は、
自分なんかが安易に感想を述べるべきではないと思っている。
以前、一度この記事を拝見したことがあり、
とても軽々しく口を挟める話ではないことを知っているからだ。

■新刊『落馬脳挫傷』 石山繁・見えざる障害と闘う日々(馬券日記オケラセラ様)

たぶんこの記事を目にしたのは昨年の11月だったでしょう。
当時は正直言って、石山ジョッキーの事など完全に忘れてたんです。
そういえば最近、乗っていないなとさえ思っていなかった。
まさか、こんな状況に立ち向かっていただなんて、
考えもしていなかった・・

リンク先での石山元騎手に関する描写はかなりリアルで、
それゆえショッキングでもある。
あれからまた時が経ち、
少しでも快方に向かっているのであればよいのだが。

2年前には、同じく落馬負傷の後遺症の影響で常石勝義ジョッキーが鞭を置いた。
現在は競馬に関するライターとして活動をしていると以前知ったが、
石山さんも何らかの形で活躍の道が開かれることを願います。

ファレノプシスでの挫折、
そしてサイコーキララでのサクセスストーリーが結ばれるはずが、
再び厳しい現実を突きつけられる結果に。
桜花賞にまつわるドラマの主役を演じたひとりのジョッキーがいたことを、
競馬ファンは忘れないことでしょう。
師事した浜田光正師とともにターフに別れを告げたことも。

お疲れ様でした。