府中牝馬Sって割と個人的に好きな重賞です。
「ここしかない!」と4歳以上の牝馬がこぞって参戦するからレベルが高く、
しかもエリザベス女王杯に向けての重要なステップレースでもある。
それなのに・・毎年、秋華賞の裏番組になっているせいで、
テレビの競馬中継ではライブで映像を伝えてくれないこともしばしば。
だから今週は競馬場に行く。
府中牝馬Sをリアルタイムで見るために。

べ、別にユキチャンなんて見たくないんだからっ!
勘違いしないでよねっ!!

■アサヒライジング(D)
昨年のエリザベス女王杯以来だから約1年ぶり。
順調に来られなかったのが悔やまれてならない。
強い馬なんだけどなあ。

■カワカミプリンセス(C)
こちらもなかなか順調に使えず。
金鯱賞3着の後、宝塚記念を目指すも回避。
今回はそれ以来となる。
鞍上の横山典弘はすでに調教で乗り味を確認しており、
初戦から意気込みを感じさせている。
能力そのものは上位だろうが、
33秒台の上がりを求められると厳しい。

■キストゥヘヴン(C)
京成杯AHで久々の白星。
もともと中山巧者ではあるが、
東京でも春の京王杯SCで2着と実績は見劣らない。
ただ、同世代のライバルたちとはやや対戦成績で見劣る。
使われている強みで台頭したい。

■ニシノマナムスメ(C)
重賞取りまであと一歩のレースが続いている。
最大のチャンスと思われたヴィクトリアマイルでも5着に終わった。
あのへんに限界を感じずにはいられない。
距離はマイルがベストだろうし、上の世代の強い馬も出てきておりやや劣勢。

■ブルーメンブラット(B)
もうそろそろ重賞を勝ってもいい頃かと。
最近は1400mで滅法強いけど、元々は2000mの忘れな草賞でも2着していたほど。
1800mは十分に守備範囲内だろう。
それに、こういっては何だがGIで少し足りないような馬が勝つのが府中牝馬S。
キャラ的にもちょうどいい気がしている。

■ベッラレイア(B)
4歳が圧倒的優位な過去の傾向からも、
ウオッカ、ダイワスカーレットに続くべき才女の奮起には期待したくなる。
余裕こいて後方待機とかしなければ、
確実に上位には来られると思うけど・・乗られ方次第。

■ヤマニンメルベイユ(B)
クイーンS勝ちのステップが実に好印象。
くわえて先行できる脚質。レース巧者ぶりはここでも侮れない。
どうしても地味なキャラだけに、今回も人気はさほど集めまい。
だからこそ、その粘り腰が怖くて仕方がない。

■ローブデコルテ(D)
オープン特別連敗のオークス馬。
浮上のきっかけは簡単につかめそうにない。

・・・・・・
ところでこのレースに登録していたトーホウシャインが、
突然競走馬登録を抹消し繁殖入りすることが決まった。
6月のマーメイドSで単勝万馬券の大波乱を巻き起こし、
そして何事もなかったかのようにターフを去っていく(笑

でも、たとえ一時的であれこの名前をはっきりと認識できるのも、
あの一戦で重賞ウィナーになったからこそ。
引退する時にJRAのホームページのトップにも名前が出るぞ(笑