この夏の高校野球は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。
たった1試合だけ観たゲームが優勝校のものとなったので、
まあそれなりに嬉しかったりします。
いつの間にやらトータル99安打で、
あの智弁和歌山@00年の記録に迫ろうとしていたとは。
投手もうまく2人で分担できていたようですし、
優勝には何ら不足のない、素晴らしいチームだったと思います。

今大会の隠れMVPには、
外野席に生ビールを売りに来ていたバイトさん(推定21)を選出いたします。
まじでかわいかった。
浅尾美和に似てた。
来年も会いたい。
さて、きょうはこのコラムを紹介したい。

■球児への提言――基本を怠らず全力プレーを (スポナビ)
マナーの問題や、プレースタイルのあり方、さらには基本の大切さ・・
ざっくり概要をまとめるなら、こんな感じだろうか。
大半は共感を覚える内容。ただ、

取材されず、手持ちぶさたになったのか、
一刻も早くメールチェックをしたかったのか。
イマドキの高校生といえばそれまでかもしれないが……。


と、ひとまとめにされると他の同世代の子たちはたまったもんじゃないよな。

常葉菊川が基本に忠実なプレーを徹底したいた点についてはなるほどと思わされた。
逆に反面教師的役割を担う羽目になった「ある高校のセンター」。
これ、仙台育英の橋本到くんのことやね(笑
確かにあのバックホームはスタンドプレー。
無死三塁の場面とはいえ、みすみす1点を与えたボーンヘッドには猛省を促したい。
それでも彼の野球センスは抜群。
準々決勝・横浜戦の初回、三遊間を破る安打を放つと、
深めに守っていた左翼手がヒザを落として慎重に捕球するのを確認すると、
躊躇なく二塁を陥れた。
あの咄嗟の判断力、「思い切って」という表現が失礼なほど冷静に、
よりよいプレーをする。あれはもうセンス以外の何物でもない。
もっと上のレベルで見てみたい選手。

・・・・・・
最後は高校野球に求められる姿勢・方向性について再確認がされている。
全力疾走を含めた、きびきびとした態度。
怠慢プレーなどもってのほか。
めんどくさそうな球児なんか見たくないよね誰も。

個人的には、本塁打を放った後の打者のガッツポーズもあんまり好きじゃない。
高校野球が「教育の場」である以上、
もっと相手を敬う精神を大切にすべきではないかと。
当然サヨナラ弾や逆転段など、試合の流れを大きく変える一撃ならやむをえまいが、
大差のついた場面でも高々と一本指を掲げる姿は決して美しいとは思えない。

反対に、死球を与えた投手には脱帽が義務付けられている。
たとえ1点を失う押し出しであっても、それは例外とはならない。
だとすれば、本塁打の後の無碍なガッツポーズだって、
なくすことはできるのではないだろうか。