◇阪神10R プロキオンS
1着△ヴァンクルタテヤマ――56赤木高太郎
2着○ワイルドワンダー―――57岩田康誠
3着△サンライズバッカス――58佐藤哲三
・・・・・・
4着・・バンブーエール――――56浜中俊
5着・・シルクビッグタイム――53福永祐一
6着▲リミットレスビッド――58内田博幸
7着◎ビッグカポネ―――――56芹沢純一
9着☆ゼンノパルテノン―――56武豊
11着△スリーアベニュー―――56河北通
13着・・マイネルレーニア―――56幸英明
【投資:2,400円 回収:0円】
予想エントリ:死角なき本命馬への対抗策は「前へ」。◎ビッグカポネ【プロキオンS予想】

■レース後のコメント(日刊紙面)
7着 ◎ビッグカポネ 芹沢騎手
前半の芝で戸惑っていた。最初からダートじゃないとダメだよ。


そんな事レース後にあっけらかんと言われてもなあ・・
確かに行き脚もあまりつかなかったけど、
それ以上に発馬でちょっと後手を踏んでるよね?
最大の敗因はそこじゃなかろうかと・・

それでも外の4番手まで押し上げて、4角までは余裕ある手応え。
こりゃ行けるか?という期待感は持てる内容でした。
最後の失速はテンのロスが響いたということで、
昨年も走った小倉1700mのオープン特別でまた会いましょう。

ハナを取ったのがバンブーエールだったというのも影響したか、
随分と淡々としたレース展開になりましたね。
これには断然人気○ワイルドワンダーもお手上げ。
4角での位置取りは差し切った昨年と大きく変わらなかったが、
今年は前残りの展開に加え時計の速いコース状態にも苦戦させられた。
まさに「落とし穴にハマった」感じの負け方。
決して力負けではないんですけどね。

そういう意味では、最後方から突っ込んできた△サンライズバッカスも底力は見せた。
2着馬をも上回る34.6秒の脚を使って3着まで追い込み、
GI馬としてのメンツは辛うじて保った。
それでも3着は3着。佐藤哲三とのコンビでいつか勝てればいいんですけどね。

・・・・・・
一線級の強豪を退けたのは△ヴァンクルタテヤマ
ハナは取れなかったものの、悠々と好位を追走し、
直線半ばで先頭に立ってそのまま押し切る完璧な勝利だった。
脚抜きのいいダートで好成績を残していた分、
良馬場だとどうか?と思っていたが問題なし。
むしろ高速馬場になっていたのは幸いだったのかも。

鞍上は赤木高太郎。
学科のある一次試験に合格して中央入りを果たした苦労人。
移籍直後から技術には定評があったものの重賞には縁がなかった。
4年4ヶ月の時を経てついにやってきたこの瞬間。
きっとゴールデンロドリゴも喜んでるに違いない(笑

・・・・・・
3歳馬シルクビッグタイムが5着。
結果だけ見ればまずまず健闘した部類に入るのでは?
ただ、この展開だけにもう少し積極的に前に行ってもよかったかも。
外枠だったらもう少しすんなり先行できたかな?

☆ゼンノパルテノンの方は揉まれないよう外に出されたが、
追い出されてからがサッパリで9着と大敗。
中間の調整が不安視されていたが、影響がまともに結果に跳ね返ってしまった。

▲リミットレスビッドもこの速い時計で、しかもペースが落ち着いては苦しい。
とはいえ大きく負けているわけではないし、
陣営の掲げる「園田のJBC制覇」はまだまだ諦められない。

・・・・・・
「外枠有利」が例年以上に強調された感のある一戦でしたが、
今年も枠連でいう「7−8」での決着になり神話は続くことに。
でも勝ち馬と同じ7枠の◎馬が沈むあたり、センスのなさを痛感させられます。

来週はアイビスSD。
こちらも外枠有利&牝馬圧倒説が声高に唱えられるはず。
ほうほう、なかなか強い牝馬がエントリーしてらっしゃるじゃないですか・・
引き続き「神話」に則った予想を心がけたいですね。