■スカーレット一族のダイワバーガンディが初陣を飾る
01年の牝馬クラシック路線で活躍したダイワルージュの仔、
ダイワバーガンディが29日福島の新馬戦でデビュー。
圧倒的1番人気に応える勝利で、見事に初陣を飾った。

中団を追走し4角では大外を回ってスパート。
鞍上の吉田隼人の自信の程がうかがえる正攻法の乗り方だった。
テンはやや追っ付けられながらの追走だっただけに、
距離はある程度我慢が利きそう。
少なくとも1200mがベストというわけではなさそうだ。

母は桜花賞のゲート入りを嫌うなど、
高い能力と激しい気性を兼ね備えた難しい馬だった。
この馬は素直に育っていければ、
期待にそぐわぬ活躍が見られそうだ。


■阪神ではサダムテンジンが勝ち上がり レッドオマージュは3着
同日阪神ではダート1200mの新馬戦が行われた。
勝ったのは中村均厩舎のサダムテンジン。
最内枠から好スタートを決めてそのまま逃げ切った。

際どくなった2着争いはドリームクェーサーに軍配。
昨年も早くからタケミカヅチが動いていたように、
ゴールドアリュール産駒はけっこう仕上がりが早いのかも。
この時期、要注意の血統。

POG指名馬の今季出走第1号となったレッドオマージュは3着。
好位から追撃体勢に入ったが、
前の勝ち馬には振り切られ後ろにも差される結果となった。


■土曜日は佐々木晶三厩舎のバンガロールが快勝
阪神・函館で有力新馬を下ろした佐々木晶三厩舎。
オンフルールのほうは人気を裏切る結果になったが、
バンガロールは武豊を背に見事な勝利を飾った。
こちらは今をときめくアグネスタキオン産駒。
今後はダリア賞から新潟2歳Sというステップを踏む予定だとか。