柏レイソル1−2ガンバ大阪

逆転勝ちなんて、いつ以来?
記憶を辿ってみると、
たぶん6月のFC東京戦(0−2から6点取ったやつ)まで遡らんとあかんはず。

久しぶりに、スカッとした勝ち方だったのでは。

スタートから遠藤保仁をボランチに下げ、
バレーの周りを二川孝広、久々スタメン家長昭博、今季初スタメン寺田紳一が動く形。
前半はこれが機能し、うまくボールが回った。
ラインの裏を狙った球も出ていたし、
一度バレーがキープして攻める形を整える・・というパターンでチャンスを作った。

前半だけでシュート11本。うち2本はポストを叩いており、
ゴールの匂いをほのかに漂わせながらハーフタイムへ。

ところが・・

前半終了のホイッスルが鳴り響くと同時に、バレーがピッチに倒れ込む。
自力で立ち上がることはできたものの、
ふくらはぎの辺りを押さえながら、
左足を引きずって歩く様子は明らかに異常を示していた。

後半。バレーOUTで代わりに投入されたのはもちろんこの人。
スタメンを外されていた播戸竜二
両ブラジル人ストライカーを欠いた布陣は、
あのレッズを大破したナビスコ杯準々決勝第2戦以来である。
悪いイメージはない。

しかし、後半の入りがまずい。
途端に動きが鈍くなり、マンツーマンでも競り負けるシーンが目立つ中、
6分にフランサのゴールで先制を許した。
この「魔法使い」の右足の威力もさることながら、
遠藤と橋本英郎が二人がかりにもかかわらず李忠成にあっさり突破を許したのが失点の要因。

しぶとく守る柏守備陣相手を考えれば、この1点は致命傷にもなりかけた。

・・・・・・
長らくチームに影を落としていた閉塞感を打破したのは、寺田だった。
ビハインドを背負ってからも積極的にシュートを放ち、
右サイドで攻撃の起点になっていた。
19分にはドリブルで進出を試み、
こぼれたボールが1人経由され加地亮へ渡ると、播戸の頭へドンピシャのクロス!!

加地さんの、あんな精度の高いクロスはなかなか見られません(笑

この一撃で息を吹き返すと、ガンバは、寺田はさらに前へ。
まだゴールの余韻も冷めやらぬ中、二川からのスルーパスを受けた寺田がエリア内で倒されPK獲得。
これを遠藤が事も無げにきっちり決め5分間で逆転に成功した。

誰しもが緊迫して行方を見守る中で、まるで自分だけの世界にいるような雰囲気のヤットさん。
あんたのPKは誰も止められません。ガンバ歴代ゴール新記録達成おめでとうございます。

・・・・・・
この後は前がかりになった柏の守備を狙ってカウンターも作動させたが、
今は本気を出して点を取りに行ける状況ではなく、
人数もかけずあくまで「恐る恐る」の攻撃。
結局このまま2−1で試合は終わった。
春のガンバならあるいは3点目、4点目を取れた可能性は高かったが、
今はどんな形であれ勝ち点3を確保し続けることが至上命題。

初スタメンの寺田が十分に役割を果たし、
播戸が久々に「どうでもいい場面」ではなく同点となるゴールを決め、
家長も攻撃のキーマンとして時折相手に脅威を与えた。

新システム、手応えあり。

しかし、残念ながら次節はこれを継続させるのが難しそうな状況。
まず家長が終了間際の小競り合いで警告を受け累積4枚目。
次の甲府戦は出場停止となった。
さらに前半で退いたバレーもケガの症状によっては欠場の可能性も。
せっかくマグノアウベスが戻ってこれそうなだけに、
強力2トップ揃い踏みが叶わなくなっては惜しい。