7月29日
◇小倉10R 小倉記念
1着△サンレイジャスパー――53佐藤哲三
2着☆ニホンピロキース―――54赤木高太郎
3着・・アラタマサモンズ―――52芹沢純一
・・・・・・
4着・・ニルヴァーナ―――――53幸英明
5着▲ヴィータローザ――――57上村洋行
7着○スウィフトカレント――58横山典弘
8着◎アップドラフト――――54川田将雅
10着△ソリッドプラチナム――52小牧太
11着△メイショウカイドウ――59.5武豊

後半4Fのうち3つが11秒台を刻んでいるのを見ても、
ある程度終い勝負の展開だったのは確か。
そういう意味では、ローカルG3らしくなかった一戦。
たとえ酷量を背負っていても、
消耗戦で無類の強さを発揮してきた△メイショウカイドウは、これではアウト。
ただでさえ1年ぶりで状態面にも不安を抱えていたし、大敗もやむなし。
しかし、いい加減現役続行も厳しくなってくるであろう状況だが、
お世辞にも生産者から人気を集めるような要素はないし・・難しいところ。

連覇を目指した1番人気○スウィフトカレントはゆっくりとゲートを出て待機策。
バックストレッチで前との差を詰めにかかったが、直線では完全に失速。
長く脚を使えるタイプではないだけに、
動き出すタイミングを早めさせられたのが敗因と言えるのでは。

▲ヴィータローザも内容的には悪くない。
これで4戦連続掲示板確保と、ムラ馬ぶりは完全にどこかへ行ってしまった。
その分、馬券で一発を狙えるキャラでもなくなりつつあるのだが。

◎アップドラフトはペースが上がったところでついて行けなくなった。
単勝3番人気と高い支持を集めていたが、
この展開であそこで脱落されては残念ながら力不足と感じずにはいられない。

人気サイドが全滅に終わった中、
夏女△サンレイジャスパーが念願の重賞初制覇。
直線では迷わず大外に回し、きっちりと前を捕らえきった。
上がり3Fはメンバー中抜群に速い34.7秒。決め手が違った。
この後は新潟記念へ。
「昨年、獲り逃したレースを全部勝ちに行く」とは高橋成忠師。
サマー2000のチャンピオン、そしてエリザベス女王杯制覇を目指していく。

☆ニホンピロキースにとっては惜しい競馬だった。
ニルヴァーナにハナを叩かれながらも、
3、4番手でじっくりと我慢し直線では一度は先頭にも立った。
重賞制覇まで本当にあと少し。
【投資:2,000円 回収:0円】



◇新潟11R 北陸S
1着・・テイエムアクション――55中舘英二
2着☆トウショウギア――――59田中勝春
3着○エアアドニス―――――55蛯名正義
・・・・・・
4着◎ワキノカイザー――――56北村宏司
6着△オフィサー――――――56福永祐一
8着▲チョウカイロイヤル――55柴田善臣
10着△タイキジリオン――――55後藤浩輝

うまくインをすくったテイエムアクションが勝利。
久々の芝を叩かれて、狙いを定めてのダート戦。
なかなか順調には使われていないが、その分まだまだ先までやれそう。
☆トウショウギアは59kgを背負っていたが、
最後勝ち馬に迫る勢いで脚を見せた。十分に評価できる内容。

○エアアドニスは後方からの競馬。
いつも通り、というか自分の使える脚は使った。
特に左回りでは堅実な印象。
◎ワキノカイザーは好スタートから先行策を取ったが、
勝ち馬とは4角で通った位置も違っていた。その分、水を開けられた感じ。
【投資:2,000円 回収:0円】



◇函館9R UHB杯
1着・・タニノマティーニ―――55須貝尚介
2着・・エイシンツルギザン――55岩田康誠
3着△ダンスオブサロメ―――51北村友一
・・・・・・
5着▲ブルーショットガン――56武幸四郎
6着◎ロイヤルキャンサー――52勝浦正樹
7着☆トールハンマー――――54藤田伸二
8着○ツルガオカハヤテ―――55津村明秀

勝ち時計1:11.4が示す通り、かなり時計のかかる馬場になっている函館。
タニノマティーニがまんまと逃げ切ったわけだが、
後続の脚がこの馬場でなし崩しに失われていったような印象。
実際、1200mとは思えないぐらいバラバラの入線だったし、
非常にタフな条件下でのレースだった。

そんな中エイシンツルギザンは外からよく差を詰めてきた。
オープン特別くらいのメンバーだったら主力級。
デキのよさが強調されていた△ダンスオブサロメが、
好位からそのまま粘り込み3着と頑張った。

◎ロイヤルキャンサーはビックリするような好スタートを決めたが、
4角でだいぶ手応えが苦しくなっていた。軽量を活かしたかったが・・

かなり特殊な条件でのレースだっただけに、
たとえばこの結果がキーンランドCにどの程度反映されるかと言われると極めて微妙。
【投資:2,000円 回収:0円】


7月28日
◇小倉8R 3歳上500万下
1着▲テイエムクリスタル――55渡辺薫彦
2着・・キーレター――――――55川田将雅
3着△ウインハンズタウン――54小牧太
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4着○イリューシブネス―――57幸英明
5着☆サンエムパーム――――57熊沢重文
6着◎デンコウグラス――――55武豊

「速さ比べ」は▲テイエムクリスタルに軍配。
さすがは新潟の直千でハナを奪っただけはある。
主導権を握ってそのまま逃げ切った。

2着も降級キーレター。久々のダート戦で激変を見せた。
△ウインハンズタウンは今回も3着。変わらず現実だ。

○イリューシブネスはちょっとダッシュがつかなくなってきている。
今回も4角では中団。差は詰めてきているが、この距離だとやはり先行したい。
休み明け☆サンエムパームは約1秒差つけられての完敗だが、
能力は現級でも上位のはず。叩かれて次は。

1番人気◎デンコウグラスは大幅増だった前走に比べさらにプラス4キロ。
ハナを叩かれたこともあり、直線で失速した。
【投資:3,000円 回収:0円】