ゴールデンウィークの交流重賞は個人的にいいニュースが続いた。
まずは2日のかしわ記念でブルーコンコルドが優勝。
フェブラリーSで後塵を拝したサンライズバッカスが直線でもがく間に、
インを突いて昨年敗れたアジュディミツオーを差し切った。
前走の名古屋大賞典では明らかな格下2頭に遅れを取り不安もあったが、
大舞台ではしっかり走る。まさに現役屈指のダートの鬼、面目躍如である。

続く3日のかきつばた記念は7歳牝馬のメイショウバトラー
GIフェブラリーSはともかく、
昨年末の兵庫ゴールドT、前走の黒船賞でも完敗を喫しており、
さすがに終わったかという声も多かった。
まして相手は1400m以下の交流重賞ハンター・リミットレスビッド。
いかにも苦戦が予想された。
しかし、競馬はわからない。
強気に先行策を取った天敵が伸びあぐねるのに対し、
ブルーコンコルドと同じくラチ沿いから突き抜けた。
マイネサマンサ、シーイズトウショウが引退した今、
現役の7歳牝馬で重賞のタイトルを持っているのはこの馬だけ。
もうちょっとだけ長く、頑張り続けてほしい。

そしてフェラーリピサの出遅れをものともしない勝利には驚き。

(※11:10 新潟大賞典ほか予想アップしました)

◆京都11R 京都新聞杯
◎マンハッタンスカイ
○マイネルキーロフ
▲ヤマカツティガー
☆フェザーケープ
△タスカータソルテ
△スズカコーズウェイ

皐月賞上位組の参戦がなく、混戦模様。
人気を集める2勝馬2頭も毎日杯で敗れており、信頼は置けない。
1勝馬でも十分にチャンスがありそうだ。

開幕週の高速馬場とはいえ、
33.8秒の上がりで逃げ切ったマンハッタンスカイの潜在能力に期待。
タメる競馬を続けていた前走まではひと押しの足りないレースが続いていたが、
積極策を取った前走で一変した。川田将雅騎乗というのも面白い。

同じマンハッタンカフェ産駒マイネルキーロフも通用しそう。
距離が延びて味が出そうなタイプで、こちらの鞍上・吉田稔も心強い存在。

京都外回りということで、マヤノトップガン産駒ヤマカツティガーが穴。
平場500万下4着からの連闘。上積みを期待したい。

このレースと相性のいいステップといえばムーニーバレーRC賞。
武豊騎乗のフェザーケープは当然、連勝の可能性あり。
福寿草特別が圧勝だったタスカータソルテは前傾ラップ希望。
スズカコーズウェイは距離はこなせそうだが・・


◆京都9R 御池特別
◎ゼンノパルテノン
○リードオフマン
▲ナムラアトランテス
☆アグネスハッピー
△オッティミスタ
△タイキフェアレディ
△エアオーサム

休養明けや昇級初戦の馬が人気を集め、
いわゆる「格付け表」がアテにならないマッチメイク。

3歳時に当該条件でスナークファルコンを完封しているゼンノパルテノンの素質に期待。
準オープンでも好勝負を演じてきた馬が、
休み明けを3度使われてベスト距離に戻ってきた。

リードオフマンも地力上位の一頭。
妙味を考えれば休み明けの今回こそが狙い目かもしれない。
超安定株ナムラアトランテスはいつもよりメンバーが揃った。
その分だけ遅れを取ってしまう可能性も。

単騎で行けそうなアグネスハッピーは要注意。
京都1400mに戻ってきたオッティミスタは揉まれなければ差す。
タイキフェアレディは昇級で初距離というのがちょっと心配。
外枠を得たエアオーサムは展開が緩むと難しいが・・


◆新潟11R 新潟大賞典
◎ダンスインザモア
○エアセレソン
▲ヴィータローザ
☆ヨイチサウス
△チェストウイング
△フォルテベリーニ
△ブライトトゥモロー
△ナスノストローク
△シルクネクサス

ここ2年続けていい馬券を取れている好相性のレース。
だけど今年はちょっと自信がありません。

手替わりでダンスインザモアのゲート難は直っちゃったりして・・
それはさておき、中山専用機のイメージが強く瞬発力勝負への適性は不透明だが、
母父にリヴリアが入っているのを見ると平坦の長い直線を走らせてみたくなる。
珍しく血統を前面に押し出した予想だけど。
中山記念で猛然と3着まで追い込んだ脚が上がり3F34.5秒。あれくらいの脚を使えれば。

相手はどこまでも手広く。それなりに妙味もある組み合わせもある。
最初は一昨年の勝ち馬エアセレソンに◎でもよかったのだが、
当時からハンデが2kg増というのが気に食わなかった。条件は向いているのだが。
そろそろヴィータローザがまた激走スイッチ入りそうで注意。
単騎逃げが叶いそうなヨイチサウスも粘り込みも。