武運を司る神様も、なかなか粋な計らいを見せるものだ。
7枠14番にウオッカ
隣の15番にアストンマーチャン
そして大外18番にダイワスカーレット
ただでさえ紛れが起こりにくくなった阪神のマイル戦で、
有力3頭がことごとく外枠を得た。
まるで「思う存分、力をぶつけ合いなさい」とでも言わんばかりである。
ただ、恐ろしいのはこの3頭がいずれもテンに少し行きたがる気性の主であること。
序盤は「引っ掛かり合戦」も展開されるかもしれない。

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ところで、エミーズスマイルという地方馬が気になっている。
関西のトライアルに比べれば弱く映るメンバー構成だったアネモネSを勝っただけに、
評価がうなぎ昇りというわけではないが、
チューリップ賞だってフィリーズレビューだって、
上位勢に叩きのめされたメンバーはそれほど強くないはず。
まだイクスキューズやカタマチボタンなどクイーンC組のほうがレベルは高そう。

それはさておき。
牡馬相手の500万下特別を勝ち、
桜花賞の優先出走権を獲りにかかったアネモネSで、強気のマクリで快勝。
社台ファーム代表・吉田照哉氏の勝負服を装う異色のカク地が、
もしかしたら「抜けた第4勢力」かもしれない・・
陣営はオークスの優先出走権が得られる4着以内を目標に定めているが、
それを実現させる可能性は決して低くないはずだ。